エアバックの警告灯がたまに点灯するので見て欲しいと入庫
外部診断機をつなげてみると・・・
運転席インフレータ断線と出ます
ハンドル裏のコイル(配線)が切れているのかと思い
まずはホーンを鳴らしてみる
これはコイルの中にエアバックの配線とホーンの配線が
一緒になっているため切れるとホーンも鳴らなくなるため
ホーンが鳴ればコイルは切れていないという簡易確認です
無事な様なのでまずはエアバックを外してみる
あれ?
配線がエアバックに刺さっていない
変なテープが巻いてあります・・
テープをむいてみると2Aのヒューズが取り付けられています
今回はコイル(スパイラルケーブル)ごと交換しました
ナゼこんな事をしているかというと
エアバックが一度開くと刺さっているコネクタは熱で溶けてしまい
再使用不可になります
したがって以前修理した業者が
エアバックだけ中古の物を見つけて配線は適当にゴマかして
修理を完了したことになります
このオーナーは一度も事故っておらず
購入した中古車店はオークションで仕入れていたため
この事を知りませんでした!
という事は事故車を適当に直して
オークションで売りとばした業者がいるという事です
ばれなければ良いという考えで!!
もし本来エアバックが開く程の事故を起こしていたかと思うとゾッとします!
タカタ製のリコール問題よりよっぽど悪質でタチが悪いです
誰が責任を取ってくれるのでしょうか?
ホントにこんな事はやめていただきたい
整備業界の信頼に関わる問題ですね。