いつでもおいで
家のインターフォンが鳴り、画面を見ると、
そこには、久しぶりの同級生の女子の姿がありました。
小学生の時から、ずっと廉太の事を好きでいてくれて、
今日は、メッセージ付きの野球ボールを持って来てくれました。
(本人承諾の上、写真をそのまま載せました)
『ちはる』が帰ったあと、ボールに書かれたメッセージを読みながら、
いつまでの憶えてくれている事に、父親として本当に嬉しく思いながら、
やっぱり涙がホロリと流れてきました・・・。
今では驚くほどに、立派な職業に就いてて、それもそれで、嬉しくなったり。
うちの親父からもらった写真を宝物だと大切に持っててくれたり。
ビール飲んで、あとは寝るだけやった一日が、本当にキラキラ嬉しい一日に変わりました。
ほんま、いつでもおいでや。
で、いつの日かビールで乾杯やな♪
残された一つの希望
仕事での外出先に置いていた夕刊、
6歳未満 4例目脳死の記事。
ご両親のコメントに、こう書いてありました。
『親として、深い悲しみの中にいます。臓器の提供により誰かの苦しみが
和らげる可能性があることは、私たちに残された一つの希望のように感じています・・・』
出先だったのにも関わらず、
ご両親の重い決断と、壮絶だったであろう日々の生活を考えると、
目頭が熱くなり、胸が締め付けられる思いになりました。
この重い決断をされたご両親のためにも、
臓器を提供された方々が元気に退院される事を願って止みません。
臓器の提供を必要とする病になった息子の廉太。
結局、臓器移植のないまま、天国に旅立ったけれど、
もし、今も生きていたなら来年20歳になります。
一緒に酒でも飲みたかったな・・・。
そう思うと、やっぱり涙が出てきます。
何をどうしたって戻ってくる事は無いけれど、
もし、廉太の頑張りが、誰かの何かのお役に立てたのであれば、
それは、残された僕らにとって、
『残された一つの希望』である事は間違いありません。
今回の提供した男の子とご両親、そして提供された方々とご家族、
皆さんが幸せに過ごせますように。


