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それは、夫の1本の電話から・・・。
水曜日の夕方、夕食をニョッキにしようとじゃがいもを剥いて準備をしていたところへ
かかってきました。

『今日は定時ダッシュで帰るからパリに行く支度しといて!』

・・・はい?

よくよく聞いてみると、行きたいね~と言いつつも、前に電話した時は空きがなくて
年内は一番早い日でも12月23日ですね~と言われて諦めていたパリ郊外にあるレストラン、
『Les Magnolias』の当日キャンセルが出て、急に行けることになった!とのこと! 

ここ『Les Magnolias』は、ミシュラン一つ星ながら、日本の雑誌でも
時々取り上げられたり、フィガロの編集長氏が絶賛する等かなり話題のお店です。

さて、高速を飛ばすこと3時間。
初めて行った人は絶対に迷うであろう・・・と言うような、と~~~ってもわかりにくい
極ごく普通~の住宅街の中にありました。

クリスマス前と言うことで、お店の前には白くペイントされた木にブルーの電飾の飾りつけ。
なんとなくロンドンのファットダックを思い出させるような佇まいでした。

早速中に入ると・・・    え?     いきなりテーブル。

後で席についてから気が付いたのですが、ここ、もともとは小さなホテルだったのかしら?
と思わせるような造り。

二重のガラス扉とレセプションだったと思われる木のカウンター、
朝食ルーム?と感じる奥の部屋、入り口傍でテーブルが並んでいるのは
こじんまりとしたロビーのような感じです。

私たちはその部屋が見渡せる角の席。
四角いガラスの飾り皿とカトラリー、グラス類はとても綺麗に磨き上げられていて
なかなかいい感じ。

早速、いつものごとくアペリティフにロゼのシャンパンを飲みながらメニューを眺めます。

今日は(・・・というか、最近コレばっかりだけど)やっぱりデギュスタシオン。
今日は食事の後3時間のドライブが待っているのでワインは我慢してガス水。
ワインリストも見せていただきましたがかなり良心的なお値段のものが多かったです。
(もちろん超~お高いのもありました。)

お料理が来るまで、店内の人間観察o(^-^o)

一つ星・・・とは言え、かなり庶民的でジーンズ姿の近所のおじ様?って言う感じの方から、
お仕事の打ち合わせ?と思わしき人、家族で食事を楽しんでいる人・・・とかなり幅広い。

さて、いよいよ1皿目。
アミューズのスプーンに乗った小さな一品。
お皿の上でぱちぱちと音がしている・・・。
 ・・・?    熱いの?     それとも冷たいの?
・・・と不思議に思ってこっそりスプーンを触ってみると・・・ひんやりはしているけれど、
音が出るほどにキンキンに冷えているわけではない。
何?この音は???

・・・と思いつつ、口に入れてみると・・・
!!!なんと!パチパチキャンディー!

小さく刻んだお野菜とグレープフルーツ、ロケット菜の和えたものに、
なんとパチパチキャンディーが振りかけられているのです!

同じくらいにお料理が運ばれてきたお隣の席のマダムとお顔を見合わせて、
思わず笑ってしまいました。

小さなグラスのほうはアセロラのゼリーにマンゴーのムースが乗っているようなお味
(メニュー、品数が多すぎて全部は覚えていません・・・。)  なかなかいい感じ♪

続いての一皿は、にんじんのゼリーに小さく切ったお野菜の乗ったものと、
フォアグラのキューブに私の大好きなチーズ、テット・ド・モワーヌ
(スイスのチーズで削るとカーネーションの花のようになる。)が乗ったもの。

このフォアグラ、なんと言うか・・・ポテトチップスのコンソメ味のコンソメパウダーと
同じくポテトチップスパプリカ味のパプリカパウダーをまぶしてある感じ。

でもそれがすっごく合っていて、夫が「コレ家で作って!」と言うほど。

このお皿についてきたのが小さなグラスに入ったセロリのスープと
ポップコーンの入ったエシャロットのクリーム。
どちらもセロリ臭くなく、エシャロット臭くなくふんわりとしたお味。

次は真っ赤なガラスの大皿に盛られたマグロ。
マリネしたマグロをタルタルにしてお寿司みたいに盛り付けてあります。
上にはちょっと固めのゼリーと白髪葱&枝豆(たぶん)

横に添えられていたフェンネルには紫芽?みたいな葉っぱも飾られていて
なんとなく「和」な感じ。

コレについてきたのはウイキョウのクリームエスプーマと
ストローの付いたブランデーグラスに入ったクラブサンドイッチ。

このサンドイッチ、蟹風味のスープにトマトクリームのエスプーマ、
その上にテーブルでカリカリに焼いたバゲットを削り落としてくれるのですが
見た目が笑える割には意外と美味しくて最後までズズズっっと音を立てて飲んでしまいました。

続いてお魚。     この日は鱈。
見た目はシンプルに、ただ焼いただけ・・・と言う感じでしたが、魚料理にありがちなパサパサ感はなく、
しっとりと焼きあがっていました。
付け合せの半分に葱切った葱に載せられた胡麻、アスパラ、刻んだオリーブとの相性がとてもよくて
美味しくいただけました。

ただ、他のお料理がかなり奇抜なだけにまぁ普通ね~と言う感じになっちゃいました。
コレに添えられていた一皿が海老だったのですが、海老に葱を巻いてあるだけ、
そこに海老の殻などで作ったアメリケーヌソースの泡々が掛けられているだけなんですが、
すっごく美味しかったです。

そしてもう1つ。
試験管立てみたいな容器に立っているものは、シードル。
メニューのタイトルには「スパイスを効かせた農家のシードル」と書いてありました。

続いてはカフェシャンピニオン。
・・・なにそれ?

まあるいグラスにクリームが入った状態でテーブルに運ばれ、
その場でコーヒーを注ぐようにシャンピニオンスープが注がれるおもしろい演出でした。

・・・ファットダックといい最近多いな、こういうの。  おもしろくて好きだけど。

横に添えられていたのは多分楊枝に刺さった一口大のお魚。(たぶん・・・)
・・・印象に残っていないので味も記憶なし(-_-;)

メインのお肉は鳩のグリル。
鳩の上に乗せられたソテーしたお野菜たちが、網のように編んで載せてあって
盛り付けは凄く綺麗。  コレは凄く好き。とっても美味しくいただけました。

コレに添えられていたのはポテトのピュレとマスタードのマカロン、
そしてミントの香りのオレンジジュース。

マカロンは微妙・・・だったけど、形に惑わされずマカロンだと思わずに食べれば
意外といける味・・・ホットドックのような(←ほめてるのか?)味でした。

次は、卵の殻のカップに入ったチーズとバニュルス(ワイン)のムース。
添えられていたプリッツのような細いクッキーですくって食べました。

ここまで来てようやくデセール。
まずは2段のトレイに乗ったプティフール。
・・・でもおなかいっぱいで手が出ません。
夫が絶賛した生チョコだけを口に放り込みましたが、とてもまろやかで
私の好きな苦味の利いた味で美味しかったです。

まあるいグラスに入ったレモネード、暖かいバナナの載せられたチュイル、
同じくバナナ味のチョコレートソースがかかったアイス
・・・コレにはバナナ形に焼かれたラング・ド・シャが刺さっていて見た目もおもしろい。

おなかいっぱいで苦しい~~~と言いながらも食べる食べる・・・。

さらにもう一皿。
マシュマロ、レゴブロックに見立てたフルーツゼリー、チョコのミルフィーユ、
レモンのケーキ。その上に赤い飴がけ。

さらにさらに・・・串に刺さった綿あめ、アーモンドスライスの乗ったラング・ド・シャ、
クランチのまぶされたチョコレート。

・・・・以上っ!

いやいや。。。大満足。    すっごくおなかいっぱい。
最後に頼んだカプチーノも普通のレストランのダブルと同じくらいの量があって
さらにおなかいっぱい。

来年は二つ星に上がるかも・・・と噂されていますが、とても楽しみですね。

欠点を挙げるとすれば、サービスの人がせかせかしていること。
人手が足りないのか、それともきびきびと動くことを心がけているのかはわかりませんが、
とにかくせわしい。  凄く早歩きなの。
サービスの人たちは全体的に若いのでそのせい?とも思ったけれど、
マダムもかなり早足でした・・・。

各テーブルにもきちんと目を配っているんだけど、さりげなさがないというか
見てますよ~って感じになってしまっていてそこがちょっと残念。

正統派フレンチがお好きな方にはお勧めできませんが、
遊び心のある楽しいフレンチもありかな~♪と言う人は凄く楽しめると思います。

理科の実験みたいでおもしろいし。(最近多いですね理科の実験系。)

エルブジやファットダックはなかなか予約が取れないけれど、
ちょっとしたエルブジ気分、ファットダック気分はは味わえると思いますよ~♪

行く人は地図必携!きっと迷うと思います。
まぁ、私たちは地図があっても迷っちゃったけど・・・。