REAL TIME STRATEGY リアルタイムストラテジー

現実のように時間が流れる中で戦略を逐次変更しながら
勝利を目指す、、それがRTSと言われるゲームの特徴です。


戦略を考える


戦略とはなにかと言う事を少し考えてみます。
国語辞典などによると戦略とは
 〔strategy〕長期的・全体的展望に立った闘争の準備・計画・運用の方法。
 戦略の具体的遂行である戦術とは区別される。


現実世界でも同じですが長期的、全体的な展望を考えて
集団を率いていく組織が強く、その場での行き当たりばったり
な組織は弱い、、、、、。

会社などでも戦略があるかないかで大部変わってきます。
もちろん戦略が正しいかどうかは重要な問題です。


この戦略の中に資源の管理であるマネジメントがあり
具体的な遂行である戦術があります。

ゲームなどの場合は敵国を倒すと言うのが目的となりますので
はじめは同じような条件である所から自分はどのようにするのか
と言う事を決める必要があります。
※これが楽しい


ゲームの場合であれば、高速機動の部隊を作るか
重くても圧倒的に強い部隊で戦うか、、攻める時期は早くか
守りはどのようにするのかなどを操作して決め手いきます。


システム(ルール)により必勝パターンなど決まってしまう
事もありますがそれをさせないためにどのような戦略をとり
しかもその戦略を実現する為にどのようにするか、、。

瞬時の判断と長期的な展望の両方が要求されるゲーム
です、、、ライトな作品であればマウスを動かすのが
早い人でともかく数を多くすれば勝つというように出来ています。


物量作戦は有効な戦略です、現実世界ではアメリカが実行して
世界の覇者として君臨しています。


戦争を扱った物が多いのですがゲームはゲーム
RTSをしたからといって戦争したいと思うような人はいないでしょう。



RTSの歴史



そしてRTSと言うゲームジャンルの祖先とは、、、。
将棋、チェス、囲碁などです。

そこからボードゲームが発生し、コンピュータの進化と共に
パソコンでのゲームが出てきました。

一般的にはアメリカ作品のコマンドアンドコンカーが元祖である
といわれていますが、30年前に日本のPC-88、PC-98などで
リアルタイムに陣取り合戦をするゲームが存在しています。


そしてディスクシステム(昔のファミコン)にリアルタイムで
行動して戦う戦略ゲームが存在しています。

実は日本のゲームこそが元祖だったりします!!


クリエィターは優秀だったのですが、日本のゲームユーザが
まだ未熟であったために日本では根付かないと判断されて
作成されなくなりました。


一部のマニアの間で人気となったファーストクィーンなども
RTSの先駆けです。



システムソフトがある時ターン制ではなくリアルタイムの大戦略
を販売して一部の人々に人気となりましたが、まだ一つの分野を
確立するまでにはいったていませんでした。


それでも少しずつではありますがプレイヤーが受け入れる
体制が出来てきました。
その間にもポピュラス、パワーモンガーなどアメリカから
上陸してきて一部の人々を熱狂させました。


ポピュラス  神となり自分の民族を繁栄させ敵部族を抹殺するゲーム



そして、、アメリカから、、マイクロソフト、エイジオブエンパイヤ
、ブリザード作品ウォークラフトが日本国内で販売されました。


この作品にはPCゲーマが飛びつきました。
私も若い頃、まだテレホーダイと言う夜中の定額固定時間しかなかった
インターネットの黎明期に徹夜をしながら遊んだものです。


RTSゲームは、現在システムに関しては停滞期に入っています。
同じようなシステムの作品が多いのです。
※好きな人には水戸黄門パターンのように問題がないのですが。


現在は色々と新しい要素を追加したり、まったく新しいコンセプトで
作ったりと第二の黎明期に入っているジャンルです。


最近はコンシューマゲーム機にも進出しているので
これから日本でももっとメジャーなジャンルになる事を期待しています。