今日は母さんの命日

9年前に突然逝ってしまいました


動かない母さんを見ても
冷たく硬直した肌に触れても

母さんが生きてはいない事を
頭が、心が受け入れなかった

それは今も変わらなくて

地元に帰って来て
母とよく行ったお店に
一緒に歩いた街並みに
ふとした瞬間に涙が溢れる

どこかにいるんじゃないか

きっとわたしは
一生そう思って生きていく


何度お墓参りをしても
なんで手を合わせているんだろう?
という違和感を感じてしまう


父さんに対しては
壮絶な闘病生活を間近で見守り
最期に立ち会うことも出来たので
残酷なほどの実感がある

思い出そうとすれば
手術の傷跡や
痩せゆく姿や
痛みに悶絶する姿や
最期のその時の姿を
鮮明に思い出せる

元気だった頃の
冗談を言って笑う父さんも




でも母に対しては
遺影の写真以外の顔が
なかなか思い出せない

どんなに頑張っても
声は少しも思い出せない

何でだろうね

あんなにも母さんのこと
大好きで大好きで大好きで
母さんがいなくなったら生きていけない
本気でそう思っていたくらい大好きなのに

映像は残っていないし
夢にも出て来てくれないし
思い出す術がないことが悲しい


会いたいな、母さん





雨続きの毎日なのに
今日は晴れました


ゲートボール終わりのおばあちゃんを
家まで迎えに行ってから
しーちゃんと3人でお墓参り


早く寝なくちゃなのに
涙が止まらなくて眠れなかった



たまにはさ
こんな日くらいはさ
夢に出て来てくれたっていいのにね

どうしたら会えるの?


母さんのいじわる