BMW M3 Rally Car | YMR Global Motors 「欧州モータースポーツ、欧州⇔世界の自動車輸出入」活動記

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元ラリードライバーの車屋社長のイギリス、ヨーロッパでの日々の仕事、活動などなど。ビジネス、自動車情報や、自動車の輸出、並行輸入事、モータースポーツ(特にラリー)の話題を中心としたブログです。

ヨーロッパのラリーは、メーカー、モデル同様、年式も幅広く、新しい車から、旧車まで、いろいろな車が出場してますので車を眺めるだけでもなかなか楽しいです。


さらに面白いことに旧車が、年式の若い車を追い越すなんてこともあり、ここのおじさんラリーカーらは、かなり過激だったりします。ラリークロス(数台同時に、ターマックやグラベルのコースを周回する競技。主に使われるのがラリーカー)では、旧車が新車を引き離して我が物顔で、コースを疾走したりなんてことはごく普通に見受けられるほどです。


AE86のターマックラリー仕様を作る中で、フォードエスコートMK1,2のほかに、目標としている車輌が、BMW M3ラリーカーです。


BMW M3 Rally car の動画


とても気持ちよくドリフトするこのラリーカー、1980年代後半から1990年にかけて、ノンターボのFRとして活躍しておりました。実際の所、あまり詳しいデータは分かりませんが、かつては一般のM3は2.3リッターの190馬力エンジン、それをプロドライブ(スバルワールドラリーチームとして有名だった会社)が2.5Lにして、190馬力を215馬力(?)(すみません、実はあまり詳しくないです)にあげて作られたとか。当初のM3は現在のM3と比べコンパクトでしたね。ラリーカーとして適していたのでしょうね。


同じ旧車のFRマシーンとして、がんばって彼らに対抗できないかと画策中ですが、ヨーロッパでは近頃の旧車ラリーカーらも妙にパワーアップしていて、前回紹介していたエスコートMk1,2も同様ですが、いまや300馬力まで上がっていたり、シーケンシャルギア付が出回っています。(実際は、旧車もピンキリで、大方180馬力台~存在します)


ちなみにラリー屋のおっさんから、「無理じゃね?」なんていわれましたがね(;^_^A