久々にタナカのSIG P229を発火させてのだが、「バン!」という轟音とともに、何かがマズルから発射された。その物体は放物線を描き、1mほど先で床に落ちた。

 恐るおそる拾い上げてみると、それは「バレル」であった。発火の衝撃で真っ二つに割れたバレルが前方へ発射されたのである。

 

 

 割れたバレルの断面を見てみると、どうやら、何らかの原因でデトネーターが前方へと押し出され、それがインサートに衝突したためにバレルが割れたようだ。幸いにもバレルの在庫があり、1本2090円と安いので助かった。

 

 累計発火数は約200発。これを妥当と見るか、少ないと見るか。私個人としては300発くらいは頑張ってほしかったというが正直なところ。

 

 

 気を取り直して、タナカをトカレフを発火させた。最初は快調だったのだが、途中から発火してもブローバックをしなくなった。嫌な感じがしたので、急いで分解をしてみる。バレル自体がやや上方向へ反っているが、破損はないように見える。

 

 

 しかし、よく見ると…。うわぁーーー!!!割れてる!

 

 購入から2か月と経っていないのにバレルが逝ってしまった。累計発火数は約110発。バレルは消耗品とはいえ、ちょっと少ないじゃないか?ちなみに、トカレフのパーツ販売は開始されていないので、選択肢は修理一択となる。

 

 1日に2本のバレルが割れるというのは精神的、金銭的ダメージが大きい。タナカのモデルガンは耐久性が高いといっても、やはりバレルは消耗品のようなので、ガンガン発火させたい場合は予備のバレルを持っておいたほうが良い。