胆大小心録 その87
八十七
ホトトギスを、詩人は必ず晩春のものとして扱う。
宋や明の詩人は、ホトトギスが夜に鳴くのを不吉とした。
日本ではこれを和歌や物語の好題材とした。
物思いにふける人が寝屋に一人でいる時に、
一声鳴きつつ通り過ぎると、しばらくは悩みを忘れられるのだ。
また(歌では)四月を初音とし、おのが皐月(五月に我が物顔で鳴く様)と詠む。
季節を表すのに使われる七十二候という言葉があります。
立春、夏至などの二十四節句をさらに細かく分けたもので、
古代中国で生まれたものが時代を経て変化しつつも現代でも使われています。
江戸時代に日本版のものが作られ、
この時代の歌人が好んで歌や句に取り入れたそうです。
その七十二候を秋成は自分でも編集しているのですが、
今回はその中に出てくる詠霍公鳥という候の話です。
ホトトギスを、詩人は必ず晩春のものとして扱う。
宋や明の詩人は、ホトトギスが夜に鳴くのを不吉とした。
日本ではこれを和歌や物語の好題材とした。
物思いにふける人が寝屋に一人でいる時に、
一声鳴きつつ通り過ぎると、しばらくは悩みを忘れられるのだ。
また(歌では)四月を初音とし、おのが皐月(五月に我が物顔で鳴く様)と詠む。
季節を表すのに使われる七十二候という言葉があります。
立春、夏至などの二十四節句をさらに細かく分けたもので、
古代中国で生まれたものが時代を経て変化しつつも現代でも使われています。
江戸時代に日本版のものが作られ、
この時代の歌人が好んで歌や句に取り入れたそうです。
その七十二候を秋成は自分でも編集しているのですが、
今回はその中に出てくる詠霍公鳥という候の話です。