胆大小心録 その64 | むかしのはなし

胆大小心録 その64

六十四

絵は、幕府のご贔屓で、栄川(狩野典信)という人が、
世にも珍しいと話題になり、探幽(狩野守信)以来の繁昌だと言われた。

栄川の絵は知らぬが、それほど上手なわけでは無かったらしい。

探幽は一時代を築いたものの、五条の絵の具屋の蔵の壁に、
絵の具代の代わりにと壁画が描いてある。
今でもそれを見たという人がいる。


狩野派の話です。
室町時代から続く有名な一派ですね。

狩野典信は徳川家治に寵愛された画家で、
当時衰えの激しかった狩野派の再建に努めたそうです。

狩野探幽は江戸初期の人物で、
祖父の狩野永徳に次ぐ知名度でしょう。

絵画の事は全然わかりませんが、
これほどの有名人を捕まえて
上手ではないとは中々言えませんね。