胆大小心録 その47 | むかしのはなし

胆大小心録 その47

四十七

平家が西海(壇ノ浦の事)で滅んだ時に、
安徳天皇は入水せずに遁走したという伝説が、
九州や四国のあちこちで残っている。

これは(大阪の陣で戦死した)真田幸村が影武者で、
本当の落ち延び先がわからないのと同じだ。

安徳天皇は女であったのを、
平清盛が男として世に出し、即位させたというのは、
清盛にしては小細工が過ぎた。

女が帝になった前例もあるのだ。
また、男だと言っても、次の太子が生まれないのだから、
嘘が発覚するだけだ。


安徳天皇は一歳半で即位し、六歳半で崩御したという
短い治世の人物ですが、
様々な所で生存していた伝説が残っているそうです。