捜神記 | むかしのはなし

捜神記

東晋の史官である干宝の作による説話集、もしくは志怪小説集。

干宝が過去の書物や見聞から得た奇怪な出来事をまとめたものであり、
怪談や妖怪図鑑のはしりのようなものである。

この書の面白いところは
非常に広いジャンルの話が収録されている事で、
神や仙人の紹介から日常の奇異、
迷信の話や、何が何だかよくわからない話まで
様々な説話が楽しめる。

また戦国時代に編集された山海経などと同じく、
リアルとファンタジーの垣根が曖昧な時代である事もあり
超常的な出来事が事実のように書かれているのが面白い。

漢代の燕王が鼠の妖怪に遭う話や、
董仲舒が人間に化けた狸を見破る話など、
実在の人物が登場する事も多い。