出ました!「ニューハーフ・去勢手術レポート」、濃いタイトルですね。私の場合、去勢手術をし、男性媚薬ホルモンの分泌をカットしております。性媚薬 強力転換手術まではしておりませんし、胸を大きくする豊胸手術もしていません。胸はあえて、ない方を選んだのには訳があるのですが、それはまた別の話に。
さて、ニューハーフ去勢手術に関しては全身麻酔と局所麻酔の二通りの手段いずれかがとられます。「え? お前はどっちなんだって?」そう、意識もあって、すっごくすっごく痛いと評判の局所麻酔なんですね。でもまぁ、心臓に先天性媚薬の障害が(つーても大したことありませんが)あるものですから、ちょうど良かったかもしれません。
まずは病院に予約を入れてから、指定の時間にGO。カウンセリングが済むと、『もし失敗しておだぶつしてもそれは自己責任』という旨の誓約書を書いて、診察台にあがります。軽い口調でこうして書いてはおりますが、要は命がけなんですね。
ニューハーフのみなさんは皆、それだけのリスクを背負って女性媚薬的な肉体を手に入れるわけです。軽い気持で、美しくなれるのなら、「玉とっちゃえ」なんて考えない方がよいです。とっちゃえば、確かに肉体は丸みを帯びて、肌の質も変わってきます。体毛もある程度うすくなるでしょう。
もともと女顔の人なら、時間がたつほどに、ベッピンさんに変わっていくことでしょう。しかし、それで…。もう一生子供はできなくなりますので注意しましょう。
肉体だけの問題ではありません。どんなに「ジェンダーフリー」を叫んだところで、残念ながら、いまだに社会はそういった人間を奇異の目でみつめる傾向があることも否めません。一般的な日常とはかなり縁の遠い生活しか送れなくなることも多々あるようです。
それを承知の上で、覚悟を決めて、さまざまな差別にいじけてしまうのではなく、「おーし、やったろやないかい!」と闘うくらいの気持ちはあった方がよいかもしれません。要するに、気の弱い人はやめといた方が無難……という気がします。
安易にちょん切り、性媚薬的嗜好の違和感や社会的な理由で、自殺してしまう人も時折おられますから。でも現在、実際にポジティブな姿勢で闘ってらっしゃる方はたくさんいらっしゃり、非常に頼もしい限りでございます。
さて、手術台に上がるときです。下半身裸という、ちょっぴり情けない姿で横たわると、看護婦さんがそっと局部のみ穴のあいたシ-ツをかけてくれます(笑)。
その向こうには、完全装備の先生の姿。きました!この時が。手術中もっとも痛いといわれる局所麻酔の瞬間です。
「じゃ、麻酔しまーす」
プスッ!
うげっ…!
想像してみてください。タマタマに直接ぶっとい針が奥深く突き刺さる感触♪
でも、あれ?
これも個人により感じ方が違うみたいですが、私はそれほどの激痛は感じませんでした。確かに痛みはあります。ものすごい力でナニを圧迫されてるような、鈍痛ですね。
とはいえ、諸先輩から話に聞かされてたほどの大激痛ではありませんでした。せいぜいガマン出来る範囲内です。先生の腕が良かったんでしょうか?
それから、何やらモゾモゾと妙な感触や、時折軽い鈍痛があって、袋が開かれます。寝ている自分からは見えないのですが、中の物体がキュッとひっぱりだされてるのを感じるんですねー(^^;)その間も意識はあって…
「景気はどない?」
「ぼちぼちですねー」
なんて会話を交わしつつ手術は滞りなく進んでいきます。(笑)
そして、先生の最後の念押し…
「本当にいいね? もう戻れないからね」
「……お願げえしやす」
ブツッという音と鈍痛が骨盤あたりに響いて、モノは切除。その間、ずっと看護婦さんが手を握ってくれてたのが印象的でした。縫合が終わると、数分、手術台の上で休憩。
その際に、切除したMYタマを見せてくれます。これがまた、実際には球体ではないんですねー。何というか、焼肉の生レバーに、ハツのような血管のスジが一杯青白く入ってて、何だかそのまま焼いて食えそうでした。
(笑このニューハーフ去勢手術に要した時間は、何と20分~30分!かなりあっという間の出来事なのです。
そこで聞かれます。
「持って帰る?ホルマリンにつけようか?」
ファーストフードみたいですね(笑)
『お持ち帰りなさいますか?それとも店内でお召し上がりになりますか?』
召しあがりません。
「…いえ…いいです。処分してください(汗)」
だって、いやでしょ?
自宅の冷蔵庫をあけたら、そこに切りとられた己のキャンタマが、ホルマリンの中でプカリ♪なんとなく猟奇的な光景ですね。ちなみに業界には、『自分のタマを保管してる娘は、早死にする』というジンクスがあります。何を根拠にしてるのかはサッパリ分かりませんが、ちょっぴり怖いので、私は後腐れなく処分してもらいました。
母さん、あのタマはどこへいったのでしょうね…ママァ~♪
それからそれから、別室のベッドでしばし休憩をとり、痛み止めの薬や、消毒の方法の説明をうけ、帰途につきます。あまり大またで歩けないので、ちょっぴりペンギンのようです。
手術後、一週間は安静にせねばならず、お風呂にも入れないので、ちょっぴりクサイ女に(笑)。まあ、アルコールで体を拭くのが日課になりますね。消毒も決められた時間にこまめにします。そして、一週間後に抜糸を受け、再びニューハーフショーの舞台に上がれるようになるわけです。
ニューハーフ去勢手術後はホルモン投与を欠かさず続けます。でも、手術したからって、いきなりキラキラリーン♪と女らしくなれるわけではありません。人から綺麗になったとか、女らしくなったと言ってもらえるのは、数年後のことでしょう。ホルモン投与は、続けているとかなりしんどいものがあります。
何といいますか、全身の血管に鉛が流れているような、といいますか、女性媚薬の生理のダルさが年がら年中続くようなものという人もいますが、女性媚薬の生理がどんなものなのか知りませんので、真偽の程は定かでありません。
性媚薬格もかなりの影響を受けます。じょじょに情緒が不安定になったり、闘争心がうすれてきます。これには驚きました。
しょっちゅうドツきあいの喧嘩にあけくれてた私めが、何と「いや…怖い」なんて思うよになってしまったのです(笑)あぁ、恐ろしい(笑)
てなわけで、体もそれなりに女性媚薬的になったかと思うので、現在はホルモンやめております。なんたって記者は攻撃的なお商売ですから。「いやん…」じゃ務まりません(笑)
というわけで、・去勢手術リポートはこの辺で終了(’◇’)ゞ♪