雪がちらほらする新潟です。

 

確定申告も無事終わり、スケジューリング調整も回答待ち、新規体験レッスンも計画通り進行中で、ほっと一息。

新年度準備に取り掛かる前に少し時間があるから、アメリカのことでも書きます。

 

昨年末は久々に米国帰省しました。

家族は頻繁に帰っていたけど、私は約10年ぶりの米国。もう介護する老猫も居ないし、コロナ禍も明けたし、離れるのは心配だった家族ももう心配ではなくなったし、米国留学時にさんざんお世話になった義両親も年老いてきているから会いに行かなくちゃと思い立ち、早速行ってきました飛行機

 

アメリカの今、ってどんなだろう?日本で目にするのは、殺伐としたアメリカの現状ばかりで、今回はさすがに身構えて向かいました。ふらりとスーツケース一つと軽装で日本とアメリカを行き来していた大学生の頃が懐かしい。格安チケットは確か往復5~6万程度だったはず。とにかく人と話すのが楽しくて、飛行機の隣の席になった人々とは必ず話し込んで、着陸後別れ際に「いつかまた」と手を振るのが常でした。アメリカはもうそれどころじゃないに違いない。夫に寄ると、コロナ明けで人手が足りない空港職員や、証明書の手続きが分かりづらくて苛立つ人々が結構いて、そんな空気が蔓延してかぴりぴりした感じ、だと。そうだよね、残念だなぁ、なんて思いながら旅立ちました。

 が、しかし、空港に着くなり既に「Happy Holidays!」の空気でしたよ。羽田も雰囲気が良かったですが、シアトル空港の職員なんか、もうお喋りする気まんまんじゃない?ってくらい「Welcome」ムード。そんでもって、どこに行っても話しかけられるから、たまたま空港で出会った数十人の人々と一期一会の世間話の嵐でした。え?あれ?殺伐としたアメリカはどこ?共和/民主で分断した市民たちは?フェンタニルでゾンビ化した人々は?コンプラ警察は??

 

まあ、それらの問題は増加傾向ではある。が、しかし、アメリカはそれ以上に広いから、そんな「深刻な問題」に関せず平和に暮らしている人々は沢山居ました。当然っちゃ当然かDASH!

 

楽しい旅路を経て、無事オレゴンに入り、勝手知ったる義実家に着くと、10年ぶりとは思えないほど若々しい義両親が出迎えてくれました。私が入り浸っていた頃の20数年前と変わりなく、早速テレビの前に集合して、昔から放送しているクイズ番組を観ながら、10年ぶりにあーだこーだとお喋り再開クラッカー

 アメリカは日本のテレビ局と違って、何十局もあって、1日の大半が再放送番組です。中には20~30年前からずっと再放送してる番組も沢山あって、「フレンズ」とかまだまだ現役。ある程度のコンプラチェックはしてるのかもしれないけど、NETFLIX番組みたいな多様性の必要性とかは再放送枠にはぜんぜん関係ないみたい。不適切だろうが無かろうが、意外と市民が観ている番組は変わってない。そうだった、アメリカは自由なんだった、と再認識です。

 

いやいや、とは言え、街中はもう危険なんじゃないの?地方でも、夜間はもう一人で歩けないんじゃないの?と義姉に問うと、「そんなことない。娘ちゃんなんか夜中に一人でアイス買いに行ってるよ」とか。えー?そう?そうなの??私なんか新潟でも夜中にアイス買いに出る気がしない。。

 

とは言えね、最後に見た時は低学年だった姪っ子も月日とともにあっと言う間に大きくなって、170㎝はゆうに超えてて私よりずっと大きくて強そう。久々に家族集合写真撮ったら、ジジババはもちろん中高生の子供たちも含めて全員170㎝以上あって、一人だけ頭一個半くらい小さい私は捕まった宇宙人みたいでした。やーね、そうだった。アメリカ人たち大きいんだったっけアセアセ

 

アメリカの現況とは関係ないけど、個人的に感動したのは、中学生になった従妹の子が、息をのむほどの美女になっていたこと。従妹も美形なんだけど、元夫がモデルか?と思う程の人だったので、その子供はこうなるんだねー、って。背も高くて大人っぽいし、モデルみたいだし、さぞかしQueen Bee(女王バチ)じゃない?なんて思っていたら、お母さんには「皆でテレビ見ている時にスマホチェックするな」とか「食事中にスマホ持ち出さない!」とかビシッと怒られてて、ふつうに女子中学生でした。

 

まあなんだかんだで、一歩家の中に入るとアメリカ人の意識は変わった様で変わっていない。テレビの前の団らんはそのままだし、子供たちがTikTokで選んで観てるのはLGBTQや多様性の欠片もない、KPOPでもNIPPONアニメでもなく、古き良きキラキラ系白人女子たち。そういえば、飛行機で前に座った日系女子(お母さんは日本人)が観てたのも見事に「クルーレス」→「リーガリーブロンド」→「ミーンガールズ」と20~30年前のキラキラ白人女子系映画だったなぁ。「Everything Everywhere All at Once」とかより、ずっと楽しいんだよね。

 

まあまあ、そんなわけで、意外とアメリカ変わっていないんじゃない?と好印象でしたが、ひとつだけショックだったものは、やはり物価でした。高い高~い。20年前と比べて、食品は5割くらいは上がってるんじゃないかな。為替も考慮すると、2.5倍くらいになってる様な・・。。意外に安全だろうがなかろうが、もはや気軽に里帰り出来ないアメリカでした。

 

良い週末をお過ごしください馬