快晴が続いてからの、雨日和りの新潟です。

 

この時期って、「お子様の英語学習はお任せください」って言いたくなっちゃう時期なんですよ。

 

だって、今回の英検3級の1次試験、全員合格なんだもの。

もう、言っちゃっていいんじゃないかな、って(真顔ダメです)

 

いや、実際、子供たちが頑張って学習してきた努力の賜物なんですけど、なんだろう、みんな凄いよね。3級の全体の合格率は50%くらいらしいんですよ。

 

しかし、もっと興味深いことに、3級はほぼほぼ全員合格なんだけど、4級でハマるお子さんもまあまあ居ます。そこの原因を解明しなくちゃいけないんですよね。語彙力の差ではないことは分かっています。読むスピードも、遅いわけではない。

 

長年お子さんの英語を教えながら気が付いたことは、お子さんによって視覚認知力の発達にばらつきがあることです。子供はよく、bとdやpとqを間違えて読んだり書いたりするんですけど、それは視覚認知力が発達していないせいもあります。発達してしまえば、アルファベットを正確に認知できる様になるのですが、まだの場合は、文字の認知を途中であきらめてしまったり、単語ひとつの先頭部分だけ読み取って、単語の意味をとってしまったりします。つまり、単語を最後まで読み切っていないのです。

 

単語を読めないわけではありません。英検の問題を、単語を押さえながら一つ一つ読むと、ちゃんと正解できるお子さんたちです。だから、一緒に解いてみると、「あれ?できるじゃん」となります。

 

4級にハマる原因は、5級よりも語彙数が格段に増えることで、文字の認知作業が大変になっているのではないかな、と見てはいるんですけど、対策はお子さんによって違うと思うので、なかなか難しいところですね。今後もお一人お一人対策を練っていきたいと思います。

 

あ、そうそう、うちは、フランチャイズじゃないし、沿うべき企業方針は特に無いので、お一人お一人にあれやこれやと対策を練れるのが売りでもあります。参考書なんかも、英語マニアの観点から出版社にこだわりなくいろいろ試してお薦めしてますし、お薦めYouTuberも居ます。英語教材なんか1社だけでは、偏りますからね。級によって、お薦め出版社、教材は変わってきます。ちなみに、小学生用の総合英検参考書はGakkenより旺文社がお薦めです。

 

今回の結論としては、「どのお子さんにも効く万能な英語学習方法(英語教材)なんてありません」ということですかね。だって、みんなそれぞれ違うんだもの。だから、「お子様の英語学習はお任せください」とは言っちゃいけないんだな、と。

 

皆さん、良い一日をお過ごしください雨