まだまだ暖かい新潟です

 

ここ一か月くらい前かな?すごくいいことがありました。

とある高校に進んだ生徒さんの保護者の方が久々に立ち寄って、お子さんが高校でも英語を強みに出来ていて、とても感謝していらっしゃることを伺いました。特にリスニングは、県下有数のクラスメイトたちでさえ困難に感じるところを、ご自分は全く苦にならない!とのこと。

 

そうですか!そうでしょうね。

頂いた言葉を感動で噛み締めつつ、とても誇りに思いました。

ライムタイムのレッスンを何年もこなしてきた彼女は、これまでに、英語に関するあらゆる説明をネイティブの英語で聞いてきたのです。これからリスニング問題が50分間あったとしても、英語教師が50分間英語で説明しても、特段苦にはならないでしょうね。

 

小学生の時から英作文もたくさん書いてきたし、中学校からは、英会話戦略を学び、自分で会話をリードする先生とのコミュニケーションも練習してきました。英語圏の教材を使ってきたので、TOEFLだろうが、これからの大学入試英語だろうが、対応できる英語力をつけていたのです。

 

ひらめき電球実は、「英語学習」と言っても、沢山の落とし穴はあるのですひらめき電球

 

外資金融で働いていると、英語を使うことが日常的に求められるものの、TOEICの点数は900点以上なのに「英語ニガテ」な人々がチラホラ存在します。それはなぜかと言うと、英語学習の目標が目の前のテストの点数で、手っ取り早く日本語英語ばかり学習してしまったから。その後彼らが短期留学なり、社会人になって英語で顧客とコミュニケーションをこなしていても、「英語ニガテ」の呪縛からは逃れられないんですね。

 

例えば、日本人が使う英語に圧倒的に足りないものがあります。それは、「分詞構文」です。

分詞構文は、時になったり、結果になったり、理由になったり、状況になったりするので、「ENGLISH」に触れていないと、意味を取りづらい構造です。だから、日本人は、ほとんど使わない。学校英語でも、分詞構文を習うのは高2くらいでしょうか?「中学英語だけで通用する」とか言ってる人はきっと覚えてすらいない(=実際には通用してない)。

 

しかし、ネイティブはコレを多用します。会話や文章にしょっちゅう出てきます。英語の点数が良かったはずの中学生が高校生になった時に、長文読解で苦労する理由の一つでもあります。いちいち「主語があって、述語があって、あれ?ここの主語は何?どういう意味?」などと、中学の時の様に日本語で理解しようとすると難解なパズルになってしまうのです。もちろん、その難解なパズルを日本語で攻略する優秀な子もいます。でもだからこそ、自分では使えなくなるのです。

 

だけど、ウチの生徒はそんなに迷わないはず。だって、ライアン先生がしょっちゅう使ってるんだもの。だから、英検準2級講座でも、さらっとしか触れません。

 

ホンモノの英語を教えている強みは、申し訳ないんだけど、最強だと自負しています。

正直、ウチの教室の課題は大変かもしれない。ライアン先生は面白いけど厳しいし、そのスピード感と少人数制の緊張感は半端ないかもしれない。だけど、それを乗り越えた先に、「英語を強みにする」という希望があります。

 

大変だったら、途中で挫けてもいいです。挫けてレッスンに入れなくなった生徒さんには、お隣の部屋で私が一緒について、猫を撫でながらレッスンを聞いたり、教科書を開いてレッスンを聴きながら一緒に読む練習をしたりします。レッスンで練習している語彙がなかなか覚えられない生徒さんの保護者の方とは、一緒に悩んだり、作戦を練ったりします。

 

日本人が英語を学ぶということは、簡単なことではないんです。フォニックスのルールや英検の得点のコツを覚えるだけじゃない。本物の英語はとても複雑だし、英語学習の道のりは果てしなく長い。英語学習のスタート地点で、誰一人も迷わない様に、皆が一丸となってバックアップしていかなければならないと思っています。

 

さあ、今日も頑張りましょうカエル