曇りのち晴れの新潟です。
 
今日は、一気に活動内容などのご報告クラッカー
 
昨日は、ほんぽーと(新潟市立中央図書館)で英語の絵本読み音譜でした。
寒い中、沢山の皆さんにお越しいただきました。ありがとうございました!
個人的にお気に入りの、ヨシタケシンスケさん著「りんごかもしれない」の英語版"It might be an apple."も登場しましたが、楽しんでいただけましたでしょうか?日本語版がこれだけ面白いと、英語翻訳版は結構残念な結果になることが多いのですが、これは、上手く翻訳されていて、お薦めです。ぜひ、日本語版もチェックしてみてくださいね。
 
さてさて、先週は今年度最後の英検試験の結果が入ってきましたクラッカーよ。
今回は、4級~2級1次試験合格の方々がいらっしゃいました。頑張りましたね!
ライムタイムの特徴としては、1次試験に合格して、2次の面接を控える生徒さんの顔に緊張が見られないことでしょうか。うん、確かに、ライアン先生のスピーディーなアメリカン・イングリッシュを聞きなれてたら、他の英語はゆっくりに聞こえます。
 
そして、先週面白かったレッスンなどをご紹介。
ライムタイムの高校生クラスでは、ナショジオチャンネルで人気の番組、Mythbusters(日本題:怪しい都市伝説)を題材としたディスカッションを行いました合格
 
Mythbustersは、テクニカルな用語が沢山出てくるので英語上級者向けですが、英語字幕で知らない単語を少しずつ潰していけば、かなり楽しく効果的な英語練習になると思います。リスニングの練習のみならず、英検上級、TOEFL、大学受験英語では、長文でテクニカルな話題が出てきますから、こういった科学実験動画で実際の状況を目で見ながら、どのように英語が使われるのかを経験することはとても効果的です。
 
ライアン先生のクラスでは、実際に自分達でも同じ様な実験を行ってみたりするので、動画でアメリカ人が使う英語を、自分達でも体験しながら使ってみる、という実体験ベースで経験できるのがいいですね。
 
「英会話」というと、お喋りだけでしょ?と思う人も沢山いて、それよりも「テスト英語」を重視してしまうのは、悲しいかな都市部との時差というか温度差だなぁ、といつも感じているのですが、では「テスト英語」の行きつく先である「大学受験英語」なんかを考えてみると、長文読解なんて自然な英語のリズムを知っている子の方が英語表現の理解力も読むスピードも含めて圧倒的に有利ですね。「え?そんな子はあまりいないでしょ?」って、思ってたら大間違いで、都市部で暮らしていると、山の様に居ます。ええ。
 
で、毎度、口を酸っぱくして言うんですけども、「英語リスニング教材」だけでずっと勉強してたら、自然な英語の表現力もスピードも知ることが無いままになってしまう。自然な英語?表現力?って、どんな?と思う人は、例えば、カートゥーン・ネットワークのTVチャンネルで、「フィニアスとファーブ(Phineas and Ferb)」なんかを英語で観て、そのスピードと表現を目の当たりガーンにするとわかりやすいと思います。
 
 
自然な英語のリズムを知っていれば、超高速流れ星でも理解可能口笛なんです。でも、自然な英語話者の話を経験していないと、英語理解が困難になる例を下に示しましょう
 
例えば、CNNから抜き出した下の文:
 

(CNN)What's in a handshake? ★Sometimes a great deal, as leaders around the world have proved time and again.

★★Usually, it's the history-making ones that the world remembers -- think Nixon and Castro, Kennedy and Khrushchev, Churchill and... anyone, really. You can find all of those here.
★★★However, today's leaders seem to have lost some of the grace and poise of yesteryear, replacing it instead with awkwardness.
 
まず、「教材」しか知らない子は、★の最初の部分で主語と動詞がわからなくて混乱ガーンします。後半では、"time and again(何度も)"ではなくて、「"proved time"って何?どいうこと?えーん」と思うでしょう。英語話者のリズムを知っていれば、"as leaders around the world have proved"と"time and again"が離れることがわかるんですグラサン
 
そして、★★では、"history-making"という造語(リスニング教材ではありえませんが、現実の英語には頻発します。)で、戸惑いますガーン。イレギュラーな単語の整列順でも混乱するでしょう。ニクソン、カストロ、ケネディ・・・と続く名前も、英語ニュースをBGMで流していればおなじみの名前の羅列なのでパっと読み飛ばせます口笛が、「教材学習」では出てきませんから一通り一生懸命読んで関係性を探ってしまいますショボーンあせる
 
最後に、★★★"replacing it instead with awkwardness."は、「リアル英語を知っている子」にとっては、感情的なのでさっと読める部分ですウインク。知らない子は、「えっとreplacing itのitって何?」「awkwardnessは、気まずい感じだから・・・キョロキョロはてなマーク」などと読みますね。
それじゃあ、遅い。遅すぎる~えーん
 
予備校や塾では、「★Usuallyと★★Howeverの文の始まり方から、この二文の関係性を予測することカギ」などと教えるでしょうか。あのね、リアル英語に慣れてれば、そんな長文読解の法則は覚えなくても感覚で分かります。なんでかというと、英語はそもそも1語1語が感情的な言語だからですね。
 
とにもかくにも、「顔の無い」教材英語で英語学習を進めてしまったがために、「英語を理解できない日本人」が量産されているわけなので、これはちょっと国として危機感を持った方が良い状況だと思います注意
 
日本の子供たちが、「国語」の授業から学べる日本語の量を考えると、やはり、英語も「教材」だけでは足りない、ということがイメージしやすいでしょうか?
 
今日は長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました真顔ドキドキ
 
それでは、皆さん、良い一日をお過ごしくださいとかげ