個人的にお気に入りの、ヨシタケシンスケさん著「りんごかもしれない」の英語版"It might be an apple."も登場しましたが、楽しんでいただけましたでしょうか?日本語版がこれだけ面白いと、英語翻訳版は結構残念な結果になることが多いのですが、これは、上手く翻訳されていて、お薦めです。ぜひ、日本語版もチェックしてみてくださいね。
で、毎度、口を酸っぱくして言うんですけども、「英語リスニング教材」だけでずっと勉強してたら、自然な英語の表現力もスピードも知ることが無いままになってしまう。自然な英語?表現力?って、どんな?と思う人は、例えば、カートゥーン・ネットワークのTVチャンネルで、「フィニアスとファーブ(Phineas and Ferb)」なんかを英語で観て、そのスピードと表現を目の当たりにするとわかりやすいと思います。
(CNN)What's in a handshake? ★Sometimes a great deal, as leaders around the world have proved time and again.
★★Usually, it's the history-making ones that the world remembers -- think Nixon and Castro, Kennedy and Khrushchev, Churchill and... anyone, really. You can find all of those here.
★★★However, today's leaders seem to have lost some of the grace and poise of yesteryear, replacing it instead with awkwardness.
まず、「教材」しか知らない子は、★の最初の部分で主語と動詞がわからなくて混乱します。後半では、"time and again(何度も)"ではなくて、「"proved time"って何?どいうこと?」と思うでしょう。英語話者のリズムを知っていれば、"as leaders around the world have proved"と"time and again"が離れることがわかるんです。
最後に、★★★"replacing it instead with awkwardness."は、「リアル英語を知っている子」にとっては、感情的なのでさっと読める部分です。知らない子は、「えっとreplacing itのitって何?」「awkwardnessは、気まずい感じだから・・・」などと読みますね。