今日も快晴の新潟です。晴れ


5月の今頃と言えば、日本の小学校では運動会シーズンでソワソワしている季節ですが、アメリカの高校生たちにとってもソワソワする季節です。

なぜかというとプロムがもうすぐだからドキドキ

プロムとはなんぞやというと、高校最終年度で卒業前に行われるパーティーのこと。男子・女子がそれはそれはフォーマルに着飾って、大人たちの様にパートナーを伴って出席する、大人への第一歩のパーティーです。



日本だと、高校生が堂々とパートナーと??というところで大騒ぎになりそうですが、アメリカの高校生にとってはガールフレンド・ボーイフレンドを持つかどうかは、アルバイトをして自分のお金を貯めることと同じような感じで、社会に出る前の練習ですから、皆かなりオープンです。アメリカでは、「パートナーとどう付き合うか」ということも親が子供と話し合いながら、責任問題なども教えていきます。「隠さない」ことで、より健全な付き合い方について話し合える機会を持つのですね。

話は戻って、プロムでは通常付き合っていない相手でも誘うことができますから、この時期の高校生たちはドキドキで浮足立っているなんてもんじゃなかったりもします。女の子の母親たちは、ドレス探しで大騒ぎ。なにしろ女の子たちにとって人生最大(と彼女たちは思う)のイベントですから、パーフェクトなドレスキラキラを選ばないといけないのですDASH!

実際のプロムでは、ミスコンのような「プロムクィーン&プロムキング王冠2」の選出なんかもあって、とてもアメリカ的。ミスコンと決定的に違うのは、一番人気のある男女(学校内カーストのトップの男女)が選ばれるというところでしょうか。アメリカって「自由の国」的に思いがちですが、実は「階級意識」が高く、中高の生徒間には「階級王冠1」が存在するのも面白いですよね。

と、いろいろ書きましたが、「ザ・アメリカ行事」みたいなプロムも最近ではだいぶ様変わりしてきている様ですね。

都会では、もうプロムクィーンなどの選出をしない学校もあります。また、リベラル化が進み、多種多様なライフスタイルを尊重する昨今では、「異性のパートナーを誘う」という考えが時代遅れということで、同性のパートナーや、同性の友達を連れ立って出席する生徒たちも沢山います。

アメリカでは、高校を出ることが子供としての生活が終わる1つの区切りとなり、進学先うんぬんにかかわらず子供たちは家を出ます。卒業旅行をするのもこの時期ですね。日本では大学卒業前が多いかもしれませんが、アメリカでは大学入学前が多い様です。

初めてアメリカを旅行するのであれば、初夏のこの時期から夏ぐらいに行くと、とてもキラキラした顔の人々や、カラッと晴れた素晴らしい気候のアメリカが見れるので、お薦めです。

今日は私も、緑美しいアメリカに思いを馳せながら一日を過ごしそうですカメ