ぽかぽか陽気の新潟です。



新学期も始まり、もう4月の末ですね。

新年度、新クラスのどきどきもなんとなく馴染み、本格的に学校生活もスタートしているところでしょうか。


アメリカに暮らす人々は、この時期が一番ソワソワどきどきする頃です。アメリカの学校の1年は夏前に終わりますから、この夏卒業する子供達は卒業準備&進路の準備、家族での夏の旅行計画、子供達のサマーキャンプ/サマースクール計画などなど、一大イベントに向けて準備をする時期ですね。


新潟の高校でも、短期留学プログラムを持つところは結構あって、ウチの生徒さんたちも、どきどきわくわく準備している様ですよ。


夏のアメリカは、本当に「自由の国」と呼んでもおかしくないくらい、開放的で楽しいと思います。公園やキャンパス周辺は芝生が多く、皆、お昼休みに寝転がって昼寝したり。大学には犬を連れて出勤する先生たちもいるので、夏は本当にキャンパスにいる犬が多いものです。10代~20代くらいの女子だと、よく水着で芝生で寝転がってます。





その開放的ムードにやられてか、日本に帰れなくなって、半ば不法滞在を防ぐために現地の人と結婚する日本人もいるんですよ。凄いよね。私が知っているだけでも、そんな女子が2人くらいいました。あの人たちは、どうなったんだろう??


日本からの留学生は、本当にいろんな人が居ましたよ。旦那さんを日本に置いて、子供を連れて留学するママ達は結構います。子供を現地校に行かせるために移住しているママ達はもっと居ます。リストラにあって、50代で初留学した人とかも。皆さん、いろいろですね。


アメリカは人種のるつぼで、いろいろな人がいるから、ちょっとぐらい変わったことをしている人が居ても、そんなに不思議がられません。むしろ変わってることをしている人の方が、興味深いと思われる可能性が高いです。


そもそも、中流ぐらいだと、あんまりかっちりとした「基準」が無いですよね。ウチの子を日本の小学校に入れてみて気づくけど、「ロッカーの使い方」とか、「体育着や靴の指定」とか、「教科書や文具の管理」とか、アメリカはやらないものね。登校は、高校まで送り迎えだし、校内の掃除なんかもしません。昼食は自分たちの好きなものを食べるし。子供達にかかる「責任感」というのがたぶん最小限なのかな?と思います。


アメリカの子供達が日本の子供達に比べてやけに堂々として自信ありげなのは、背負っている「責任の量」にも寄るかもしれないですね。変な話ですが、アメリカでは、授業で指名されるために手を挙げている子に指名すると「わかりません!」と言うことは結構あります。日本だと「なんで、わからないのに手をあげるの??」となりますが、わからなくても果敢に挑む(?)積極性が買われるお国柄です。


よく言われるのが、子供達があまり集団性を期待されないせいか、学校での人付き合いも日本と比べるとさっぱりしている点ですが、イジメは日本くらい普通に存在します。ただ、日本と比べて、とってもわかりやすい。男の子なんかは、結構大きくなるまで肉体的なイジメが多いですね。ただその解消方法もさっぱりしている感じ。ウチのお父さんなんかも、一度学校のいじめっ子たちに地面に押し付けられていたところを、彼のお父さんが見つけ、主犯格の子の首根っこをつかんで壁に押し付けて「ウチの坊主に手を出すなよ!」って怒鳴ったところ、いじめがなくなったそうですよ。まぁ、それがOKだった時代ってこともあるんですけど、アメリカすごいなぁ。日本では高校生にもなると、皆大人になって、そこそこ個人主義になるから、そこまでのイジメって無いかな、と思うんですけど、アメリカでは高校でもありますよね。


お国違えば、人々もいろいろ。そういうところを見てくるのもまた良い経験ですね。


では、良い一日をお過ごしください。