今日は快晴の新潟です。



今週日曜は、ほんぽーとのこども図書館内にて英語の絵本読みを行います。

ご興味のある方は、ぜひ、お立ち寄りくださいませ。

時間は11時~11時半。ご予約不要です。



ところで、また文部科学省より、英語教育状況調査結果なるものが発表されましたね。

さくっと、公立中学に通う3年生の英検3級、または英検3級以上相当の英語力を持つ割合によるランキングをみたところ、えーっと、新潟は・・・・・38位!

さささ、38位??

うーむ。。

1位の千葉の52.1%に対し、38位の新潟は30.5%だそうで。。

こういうランキングを見るといつも思うんですが、公立だけではなく私立も含んだら、もっと首都圏との格差が浮き彫りになりますね。


しかし、新潟市の巷の声を聞いていると、中学側は生徒に対してさほど英検をプッシュしているわけではなさそうな空気を感じます。実力はあるのだけれど、英検にとりかかるのが結構遅めな生徒さんもいるので、例えば、中2から英検を受け始めて5級から取って行って、受験勉強で英検一休み、なんてことをやっていたら、ヘタしたら4級しかとらないで高校へ進む子も居るんですよね。


文部科学省も「英検がすべて」という姿勢を打ち出したいわけではないという空気が感じ取れますね。こういう調査でも、必ず「英検3級相当の実力」という表記を使っていたり、実施するテストも「にっぽんの英検」のみならず、世界スタンダードの英語テストも採用しています。


たしかに、実際に英語でのコミュニケーションが必要となる業界では、『「英検〇級」です』とか言うと、逆に「実戦では英語が使えない人」というレッテルを貼られてしまう現実がありますから、中学で英検をある程度とってしまったら、高校ではTOEFL、TOEICに進む方が安全でしょう。


そういう悪評を意識してかしないでか、英検3級、準2級あたりの試験問題を見ていても、昔よりもずいぶん口語的な表現について問う問題が増えている様に感じます。しかし、自然な口語的な英語表現を文字暗記して英検で点を取るっていうのも、なんだかもの悲しい作業ですな。


つまるところ、「使える英語力」っていうのは、自主的に自分の言葉で伝えたい、英語の情報を聴き取り/読み取りたいという意欲が湧くまでつかないものだと思うので、「(  )に合う言葉を選択肢の中から選べ」とかを〇×形式で重点的にやっている限りは、つかないものです。


自分では使えない自然な口語表現のスペルを間違いなく覚えるよりも、ごくシンプルな言葉ででも「自分で思いを伝えられる!」という感動や刺激の積み重ねが「英語が好き」な気持ちを育てていくのです。お子様の英語学習については、お子様の自主性を重んじながら、じっくりお進めくださいね。



それでは、良い一日をお過ごしください馬