今日も雨を待つ新潟です。


暑いのだけど、雨も降るので、湿度はものすごく高いのです。

私のスマホ計測によると、現在、湿度は68%

アメリカの義母がここにいたら、悲鳴をあげそう。


ところで、唐突ですが、「英語力」について話します。


巷では、「英語力をあげたい」、「英語力はどうすれば、つくの?」と、「英語力」ばかりが注目されて、なぜ「英語が話せると良いのか?」ということは、あまり語られません。


「英語が話せると、世界が広がる」、「英語が話せると就職に有利」くらいでしょうか。

正直、そんなことを言われても、子供たちにはピンとこないと思います。なぜ英語を習うのか。

逆に、「海外でショッピングをしよう!」というポジティブで楽しい具体例を出されるのは、子供にとってイメージしやすい、すごく良い例だと思います。


しかし、そういった具体例が無ければ、学年が上がると英語は教科になり、やがて英語は嫌だけど勉強しなくちゃいけない対象になってしまっているケースは多いです。


でも、皆さんにもう一度思い出していただきたいのは、英語だって気持ちを伝える言葉で出来ているということ。私たちが日本語を使って生活するように、英語圏では、人々が誰かとコミュニケートする時に英語を使っています。


私たちが、子供が産まれる前、産まれた後、「私たちの気持ちが子供に届くように」と願いながら話しかけ続けた様に、英語圏のお父さんやお母さんも、子供たちに語りかけます。もちろん英語です。

そして、やがて育った子供たちが、英語の言葉を使って、学校で友達や先生と生活をし、いろんなことを学びます。だからもちろん英語にも感情があって、うれしい時、悲しい時、特定の誰かに「この気持ちを伝えたい!」と感じてこそ、子供たちが英語を身に付けるのです。


だから、「英語の言葉」にだって、生活があり、文化があり、「心」があります。

「英単語」や「文法」を勉強して、聞き取れる様になっても、英語の言葉を理解したことにはなりません。

どんな気持ちの時に、どんな風に表現すると、この相手と通じ合えるのか、ということを通して身に付けるべき道具のはず。


だから、どうか「英語を勉強しなくちゃ」と子供たちには言わないでください。

「間違った」とか「話せない」とかいうことも、気にしない様にしてあげてください。

英語を使って気持ちが通じた、ということが一番大事ですから。


子供達は、自分の身に必要なことはどんどん覚えるはずです。

逆に、英語を使って話す必要性を感じる状況がなければ、本当の英語の芽は出ないのでは?と思います。



  • Mother Kissing Her Daughter Stock Photo