『中学受験 やってはいけない小3までの親の習慣』 | 日能研から目指す2021、浜土曜マスターから目指す2023

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2021年に日能研から中学受験に挑む息子との家庭学習や日々の成長の記録。
2023年にH学園土曜マスターから中学受験に挑む娘の習い事や日々の成長の記録。水泳も頑張ってます!

『中学受験 やってはいけない小3までの親の習慣』

西村則
青春出版社 2015年



この本の中で後伸びする子たちの特徴として、合格に必要な学力ベースが低学年のうちにしっかり作られていること、精神的に成熟していること、しかもそれらが家庭でしっかり形成されていることなどが挙げられています。そのため、前回読んだ「頭のいい子の育て方」同様に、小学3年までの自然体験や実体験での学習や遊びがいかに大切かを強調しています。

ところで、今回この本で出てきた「9歳の壁 」という言葉。
これは、本来子どもが9歳頃に獲得するとされている自分の行動や考え方を自分自身で客観的に見る能力が、色々な環境や原因により抜け落ちてしまっていること。
この能力は勉強でいうと、少し難しい問題を解こうとするとき「何故この方法で解くことを選んだのか」「何故自分のやり方が正しいと感じているのか」と立ち止まったりすることができる能力。
学力のつまずきが出る場合、その多くがこの能力を欠いていることが原因だそうです。
小学校高学年での高度な学習内容を機械的な処理だけでなく、自問自答しながらの試行錯誤を繰り返すには、自分を客観視できる力が育っている必要があるとしています。
この能力の有無は筆者曰く、小学校低学年までにどんな体験をしてきたか、家族と周囲とどう関わってきたかに鍵があるとしつつ、過剰な習い事や不自然な早期教育に警鐘を鳴らしています。


ここを読んで思い出したのが、「桜井さん、うちの子受かりますか?」で出てきた話。
難問にぶち当たっても最後まで同じやり方でしか問題を解かないため、いつも時間切れの連続である娘さんを見た桜井さんが「左に回しても開かない扉があれば、何故右に回す、もしくは引っ張ったり押してみるということをしないのか」「それが出来る子と出来ない子の違いは一体どこから来るのか」とかなり悩んだ話。
上記に通ずるものがあると思います。
そもそも中学受験には、根気強さや負けん気、柔軟性や勘の鋭さなど色んな要素が求められると思います。机上の勉強だけでは育たない、でも家庭でしっかり築くべきこれらの要素たち。家庭学習の時間以外にも子どもと丁寧に向き合うことを忘れてはならないと気づかされた一書でした。

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