この季節になるとよく思い出す。





旅行。




ばあちゃんが元気な頃は本当にマメに旅行にでかけた。




その時には気付けなかった、幸せな気持ち。

毎年ただ楽しいなノリでした。



僕は今になって元気なばあちゃんとでかけてた事が幸せなんだと気づく。




旅行に行く時には必ず「油カス」とゆうおつまみ的なものを作ってくれた。


カリカリの塩味と柔らかい醤油味があった

これこそ一番思い出の味だと思う。

酒が飲めない頃の僕でも好んで食べた。

当たり前のように食べた。


夏は僕が赤ん坊の頃から毎年必ず行ってた長島温泉(通称長スパ)


思い出すだけで泣きそうなくらい楽しかった思い出がたくさん。


広い遊園地、広いプール、プールで食ったカレー、昔は広かったゲームセンター、風呂上がりにくれるラムネ、寝る前のカップ麺。

幸せだらけだった。



ゲームセンターに行く時にはビニール袋一杯の100円だまを持たせてくれた。
その時はそのゲーセン1金持ちだったと自信があるくらい。

バカな僕はそれでもすぐに使いきり、自販機の横に座ってるばあちゃんに小銭をもらいに行った。

その時必ずばあちゃんは僕に気を使い、(ジュース飲み)って言って自販機に金を入れてくれた。



食事はバイキングだった。

その時もばあちゃんは僕が好きだったカニを皿に山盛り持ってきてくれて、テーブルにカニがない事なんてなかった。

僕が食べるのを見て笑っていたのを覚えてる。


その頃僕がばあちゃんに何か持ってきてあげる事なんてなかったと思う。



本当ずっと僕にアンテナ張ってくれていた。


僕はただ気のすむまで遊んでただけだった。


僕がわがままで気にくわない事があればばあちゃんは店員をヤカってくれた。
僕が欲しがるものも高いからあかん、なんて一回も言った事がない。



ホテルのカラオケでは思春期の僕を少しでも喜ばせようとじいちゃんと曲に合わせて仮装し、踊ってくれた。


本当に覚えきれないほどのいろんな所に連れてもらった。


その中でもっとも思い出のある場所。

「長島温泉ホテルオリーブ」


東京に出るまでには一度だけでも行きたい。


当時には気づかなかった「家族との幸せ」がたくさん詰まってる場所だから。


もう食えないばあちゃんの油カス

もう握れないたくさんの小銭

もう会えないばあちゃん…

たまにむちゃくちゃ悲しくなる。


あと2ヵ月で死んでから1年。


自分は成長したのか?

優しくなれたのか?

強くなったのか?




僕は現に社会人であるがたくさんの人を頼り犠牲にし、ダンスをしてる。



僕はまだわがままを貫き通してる。




僕の人生ほとんどが見苦しいやろけど、どんな辛い事も乗り越えて見せるから、いつかドームやアリーナにいる僕を見せるから




もう少し待ってね。


まだごめんは言わないよ。



でもこの言葉は何万回言っても足りないけど…








ありがとう。

たくさんの幸せをありがとう。

いつかの僕は人生に満足し、たくさんの人にばあちゃんからもらった幸せをダンスを通して伝え、燃え尽きた僕でいるから。




夢だけは絶対あきらめないよ。




おれが最高の笑顔でそっちに行くまで待っててな。




R.I.P 大好きな人。