今回は、波についてあれこれ。


誰でも気分の波ってありますよね。

上がったり下がったり。

それは自分の意志でコントロール出来ないそうです。


気分はコントロールできる、と勘違いするから、

落ち込んだ気分を上げようとしたけど上がらなかった・・・

(まえより落ち込む)

あーいけない、寝ちゃおう、寝れば気分も戻るさ・・・寝たけど戻らない・・

(さらに落ち込む)

で、らせん階段を降るように落ち込んでいく。

らせん階段を降るように

グルグルとマイナスのスパイラルに陥って沈んでいく。

マイナスのスパイラルにハマり込む最大の原因は、

気分はコントロールできる、という思い込み、勘違いにあるようです。


気分が落ち込んだら、なにをしても自分の意志では上げることはできない。

下がったら、下がったなあと思って放っておけばいい。

そのうち上がります。波だから。

ジタバタするからハマり込む。

大きく落ち込んだら、大きな波だなあと思っていればいい。

放っておくことがポイントだそうです。

森田式精神健康法とかいう本に書いてあったように記憶しています。


波について、勝海舟はこんなことをいっています。

「おれなどは、生来人が悪いから、ちゃんと世間の相場を踏んでいるよ。

上がった相場もいつか下がる時があるし、

下がった相場もいつかは上がる時があるものさ。

それだから、

自分の相場が下落したと見たら、

じっとかがんでいれば、しばらくすると、また上がってくるものだ。

大逆人の勝麟太郎も、今では伯爵勝安芳様だからノー。」

-『氷川清話』人間の相場-

ひとの評価なんて、いい加減なもの。

周りの声なんて、気にしないことです。


必ず来ると言われている大きな波ってありますよね。

数年後には、とか、十年後には、とか。

まさか、そこまでは・・って思ってしまうような大きな波。

そういう波って、やはり必ず来るんだと思います。

マスコミが大きく取り上げた時に、大騒ぎになるだけのことで、

すでに、徐々に来ている。

薄々、みんなも気付いている。。


そういう波にどう対応したらよいのか?

マキアヴェッリ(マキャベリ)はこんなことを書いています。

「なにしろ運命というものは変わりやすい。

それゆえ この変わりやすい運命の波に呑み込まれない道はただ一つしかない。

すなわち 時の流れと自分のやり方を 合致させることである。

これに成功した者だけが 生き残ることができる。

反対に その人個人の力量がいかに優れていようと

そのやり方が時勢とかみ合わなくなった者は 失脚するしかない。

とはいうものの

時代の変化に対応して 自らの生き方を変えていけるほどの賢明な人物は

それほど多くはないものである。

それで

慎重であればあるほど

時代が変わり 果敢に振る舞わねばならない時代にきているのがわかっていても

なかなかそれに対応できず みすみす破滅への道に直進してしまうのである。」


「わたしは はっきりと言う 。

慎重であるよりは果敢であるほうがよいと 断言する。

なぜなら

運命の神は女神なのだから

彼女に対して主導権を得ようと思うなら 乱暴にあつかうことが必要なのだ 。

運命は冷たいほど冷静に対してくる者よりも

征服したいという欲望をあらわにしてくる者のほうに なびくようである。

要するに 運命は 女に似て若者の友である 。

若者は思慮に富んでいないがために

後々のことなど考えず より激しく より大胆に 女を支配するからである。


わたしは はっきりと言いたい 。

運は 制度を変える勇気をもたない者にはその裁定を変えようとはしないし

天も 自ら破滅したいと思う者は助けようとはしないし助けられるものでもないのであると。」

-『マキアヴェッリ語録』-



大きな波が目の前に迫っている。

鈍感なわたしでも実感しています。

破滅するか、チャンスとするかは、

自分次第だと思っています。


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氷川清話 [ 勝海舟 ]

マキアヴェッリ語録 新潮文庫 改版 / ニッコロ・マキャヴェリ 【文庫】