前回の続き。まず、敵のエンカウントを引くために生じるタイムロスから、対策を立てていきたいと思います。16種類の呪文を引くときに、意図した呪文を引くために生じるタイムロスです。
これを防ぐルールは、復活の呪文を入れたり聞いたりするとき、条件を整えることを禁止する対策があります。しかし、これらの行為を行うと、走者は1回きりしかRTAを走れません。チャートの自由性を奪います。

また、何度も多くの数を走っているのにも関わらず、「なし」で走っているという現在のインチキなルールの順位(裏技あり、乱数固定技なし、状況再現なしの本気M氏等の順位)を生み出しかねません。これらへの一つの対策として、復活の呪文は1度しか聞いてはいけないルールも多少の効果はあります。しかし、これらも事前に16種類のエンカウントを調べておけば何のタイムロスもありません。固定乱数のために、何度もリセげーを繰り返す必要性はあります。ムーンペタの再現はこのリセゲーによるものです。だが、この敵のエンカウントの件については、リセゲーを繰り返す必要性はありません。事前にエンカウントを調べておくだけで誰でも簡単に対処できます。

ただし、「裏技あり、乱数固定技なし、状況再現なし」のルール、固定乱数を使わずに勇者の泉のじいさんまでノーエンカウントを達成するためなら、リセゲーをする価値があります。乱数固定技なしで記録を伸ばす方にとっては、4分の1程度のノーエンカウントのパターンを確保して、リセゲーを繰り返せば、序盤のみで2~3分のタイム短縮につながるでしょう。この確実なタイム短縮は、とても大きいです。
もちろん、状況再現を知らないふりをして、毎日何十回もリセゲーして同じパターンを引きながら、状況再現を使う必要はあります。
そもそも、状況再現は100%発生するわけですから、知らないふりをするのも無理な話しです。

乱数固定技は、もともとノーマルなRTAや競技制ルールを統一するのに理想的なルールを追及しているときに、投票数賛成6対0で決定したものです。本来、乱数固定技のタイム短縮は主に2ヶ所でしか使用されません。1ヶ所目は風の塔付近でした。これをムーンペタから使用するものを、私が改良してサマルトリアから使えるように、チャート改正しました。また、2ヶ所目は、ロンダルキアの洞窟を抜ける部分でした。これらは今後大会などが行われたときに、スムーズに進行できるのではないかと期待されました。これらの2ヶ所について、乱数固定技のメリットはゲーム性を損なうほど大きなものではないと判断されました。他にテパ付近で使う場合には多少のタイムロスを犠牲にします。上記以外に乱数固定技が使われることはないため、乱数固定技は競技性ルールとして採用されました。何かその他の点が出てきたときは、上記の件以外は禁止にしておき、話し合いで条件を整えればいいという結論になりました。

しかし、3年がたってから、ルールは強制的に改正されます。
ドラゴンクエスト4のメインRTAが、突然、「棺桶バグあり」「8逃げあり」のルールが追加され、変更されるようなものです。今までの上位の順位の方達は、たちまち1位から100位以降に落ちるでしょう。後出しのルールで、めちゃくちゃにされました。

それまでは、競技性の高いRTAを追及して決めていました。ノーマルなRTAの定義は、再現を理由に分けられます。これらは、ドラクエ4で「棺桶バグあり」「8逃げあり」のルールを、ノーマルに変更するのに等しいです。走者の気持ちがわかっていない。

8逃げありだと、タイムの基準は大幅に変わります。ただコマンドを入れるだけのノーマル行為ですから「裏技」への分類は微妙ですね。



その後、祈りの指輪で大きなタイム短縮が発見されました。
私は祈りの指輪の技が発見されたときに、この技を競技性のRTAに入れることに反対でした。この祈りの指輪の有無は、ルールの改正に6ヶ月近くはかかるだろうと、私は思いました。試行してみたら、上記の乱数固定技とは別枠にメリットが発生しているわけです。別の裏技ありとして分けるべき。前回のルール決めは、一年近くかかっています。しかし、何か月もかかるだろうと思ったルール決めは、たった数日で決まりました。
本気M(ガチエム) が発見者を完全無視して、チャートを盗んだ挙げ句、勝手にルールを決めてしまいました。【ニコ生実況】 ドラゴンクエスト2 FC版 RTA 3:58:08の記録です。これらはホリン氏の3時間30分の記録と、条件が同じものです。

私は競技性の高いルールのみで、上記の乱数固定技のみ(祈りの指輪は禁止)でやっていました。タホドラキーでの再現発生は、全員に発生するものです。これらは、次回に説明します。

私のニコ生rta wikiの最高記録の、
1位、コールちゃん、3時間59分14秒(2017年7月8日、ニューファミコン実機、連射機なし)

とは、まったくの条件が違うもので、私は3時間55分切りを最終目標にしていました。しかし、祈りの指輪ありのチャートなら、20分以上縮むので、3時間30分は狙えます。 本気M(ガチエム) は大したことないタイムで、私を抜いて、コールちゃんの努力が足りないから言い訳して騒いでいるんだという風潮で押し切ろうとしました。
ガチM氏は卑怯な汚いやろうだなと思いました。しかし、再現あり再現なしを労せず一位に戻せたわけです。鼻高々だったでしょう。しかし、数か月後、あっさりとその記録は、くつがえされます。horrinという新人があらわれて、祈りの指輪チャートで彼を抜きました。28分もの差をつけました。さらにもう片方のインチキRTAのインチキ走者たちを正当に抜き去りました。彼は素晴らしいプレーヤーだと思いました。彼が何でもありでやっていることは彼個人の問題です。しかし、ガチMやwaiwai氏は走者に多大な迷惑をかけています。比べ物にならないほどの、クズ行為です。

ルール分けの発端は、状況再現祈りの指輪の2点を理由に行われました。しかし、状況再現はどちらにも発生していました。祈りの指輪は試走していただけで、正式なタイムとしては申請せず、正式なチャートにも組み込みませんでした。

私は、祈りの指輪は「状況再現あり、何でも裏技あり」のルールに向かってしまうので、方向性に反対でした。私が追及しているのは、公平な競技性のルールです。もっとも走りやすいノーマルなルールです。このままでは何でも有りで許容するに等しいです。しかし、数日でガチエム氏が決めてしまいました。自分の利益になる事は、驚愕するほど早い。今後も勝手にルールを変えてしまうだろうと、順位のために走ることを無駄だと感じるようになりRTAを辞めました。

発見者を完全無視して、チャートを盗んで走って、勝手にルールを決めました。しかし、チャートは盗み盗まれる者です。普通に真似した者に対してこの表現はしません。チャートを発見した人に断りもせずに使い、挙げ句にこれを理由にルール改正を提案し、ルール決めから発見者を除外しました。発見者が参加したいと申告しても、無視しました。

ばくぜろ氏のツイッターでの、デマ拡散について、ばくぜろ氏の表現ではコールちゃんが嘆いていたと勘違いするでしょう。しかし、本当に嘆いていたのは、チャート発見者です。「タイム短縮のためにいくつか新しい技のポイントを見つけた。ものすごく苦労した。愚かだった。ドラクエ2のRTAのチャート発見のために、努力を重ねたことに後悔している。」と放送で愚痴った挙げ句に、このような行為に及んだようです。一方的に悪いとは思えません。むしろ、同情します。

内容を確認すると下品な言葉が並んでいます。確かに一方をわるい人間だとツイッターで決めつけ、それを基準に物事を見れば、わるい行為に見えます。しかし、もう一方の人間が「チャート発見のため努力したことを後悔している。」と嘆いているとしたら、どうでしょうか?内容は、「とても悲しいもの」に見えました。立場が違えば、物事の見方は変わってきます。


※彼の中では、福引錬金と名付けているようです。
※DQ2 FC版のはぐれメタル再現や新しいチャート開発(アイテム増殖、ドラクエ3の商人狩り等)を解析しました。speedrun.comの世界記録保持者のNESCardinality(2時間27分4秒)と関わりがあります。福引のチャート公開を、都合のいいように利用されました。二度と新しい技を公開したくない、と。
悪用されたうえに、twitterで悪者扱いだもんな・・・


ルール改正は、ファミコン版ドラゴンクエスト2の発展のため行われました。

しかし、常時RTAをしていたプレーヤーは追い出され、4年間の新規参入はなしです。この改正と追い出し行為が、本当に発展に効果があったかどうかはわかりません。

ルール改正の前の話しですが、
ルール決めの前に、裏技なしの記録を7時間台で、RTAを走って出しました。これは、今後、乱数固定技に対して不満を持った者が出たときに、もっと強力な破壊の剣や水の羽衣を使っているわけですから(乱数固定技が10分のタイム短縮に対して、破壊の剣などは3時間以上のタイム短縮となり最高レベル50の強さを得ます。) 「裏技なし」のルールを設けました。再現は復活の呪文を最初から最後まで聞かない事で禁止する方法が唯一のルールという結論に至りましたが、サマルトリアの王子を仲間にするために避ける事が不可能でした。

これらは、3時間55分を切ってから、再びタイム短縮のために走る予定でした。ルール改正されて、今後も勝手にルールを変えてしまうだろうと、順位のために走ることを無駄だと感じるようになりRTAを辞めました。
いつも走っていれば、他にやりたい方が出てきた時、チャートを参考にしてもらったり、質問窓口になると思ってがんばりました。

未だに、ドラゴンクエスト2のファミコン版への想いと、RTAの意欲は落ちていません。
勝負に勝って、ルールに負けた、走りたくても走れません。