無駄な日もあっていいかと思いながら | `にっこり‘はたからもの~お腹が満たされたら満腹、足が満たされたら「満足」

`にっこり‘はたからもの~お腹が満たされたら満腹、足が満たされたら「満足」

フットケアを中心に自分がにっこりすることと誰かがにっこりすることを。

生きてることに無駄はないと思うんだけどね。

先月の中旬にお通夜に参列した。
お世話になった方の奥様だった。

それから2週間もたってないのに
昨日、その方が亡くなられたのだ。

水泳を始めて大会に出るようになった
中学生のころ、その方はもう競技審判や指導をされていた。
声がおおきくておっかないおじちゃん!
そういう印象。

大人になってまた水泳に関わるようになって、小学校のプール指導に声をかけてもらった。
連盟では会長職を勤められていた。
昔とは少し違って、一緒に指導に行けるようになったんだなぁと感慨深かった。

市民プールができたとき
母に救護室のアルバイトの声がかかった。
親子してお世話になったのか。

数年前、会長を退き
大会にもいらっしゃらなくなったけど
年に何度かはお顔を拝見できた。

今年の総会でお会いしたとき
ああ、お元気でいるのだなと思ったけど
奥様のお通夜では
支えがなくては歩けないご様子だった。

それでもなんとなく
ずっといつまでもプールにいるような
そんな感覚だったのだけど

5年前に震災があって
母が亡くなって
母は「またね」といったけど
手紙にも「またね」と書いてくれたけど
私は「また明日ね」といったけど
その明日はこなかった
友達もそうだった。

生きてるって幸せとか
ありがたいとか
うわべの言葉だけじゃなくて

なんだろうね
ただ
生きてるんだ
日常に流されて
やらなきゃならないことをやるうちに
また明日になってしまうんだ