老いた私の傍らで咲きほこる華やかな色彩の紫陽花が、

過ぎてしまった時を語りかけて来る。

 

 

「もう過ぎた去ってしまったことよ」と君はいう、

私は(いま)だにそこにとどまっている。

 

 

名も知らぬ小さな野鳥のひな(・・)を見た。ひな(・・)は大きくなり、

また南の自由の空へと飛び立つことだろう?