生きてりゃ誰でも傷付くことがあります。
友達と喧嘩した、恋人と別れた、身近な人が亡くなった等、誰でも経験あると思います。
もちろん解決できることが一番なのですが、世の中なんでも円満に解決できることばかりじゃないというのが現実です。
特に対人関係なんて修復できないことも多いですからね。
そんなときにどうすれば傷付いた心を誤魔化すことが出来るのか。
僕の経験から効果的なものを紹介します。
その前に。
僕は人の心ってのは木の板みたいなものだと思ってます。
どうして木なのかは自分でもわかんないですが、とにかく僕の中では木の板です。
何かで傷付いた、これは木の板に穴が開いた状態です。
ぶっちゃけこの穴を元の状態に戻すことはできません。
心の傷が完全に消えることはないと思ってます。
でも目立たなくすることはできる、というのが僕の考えです。
ではその傷を目立たなくさせる方法について。
1.「他の楽しいことで穴を埋める」
これが一番効果があって一番有意義な方法だと思います。
友達と話す、遊ぶ、欲しかった物を買う、動物と触れ合う、好きな人を作る、新しい趣味を見つける…楽しいことで辛いことを上書きするというとてもポジティブで効果のあるやり方です。
木の板で例えるならパテで穴を埋めたような状態です。
完全な修復は不可能ですが、即効性があり、かつ穴を埋めるという根本的な解決方法で、原料は違いますが一番元の状態に戻るのが早いです。
もちろん一番いいのは同じ原料で穴を塞ぐ…というのが一番目立たなくて馴染むんですけどそううまく行かないから辛いところなんですよね。
ネックなのはなかなか自分だけで…というわけにはいかない点ですね。
話すにしろ遊ぶにしろ好きな人を作るにしろ、付き合ってくれる相手が必要です。それにお金もかかります。
なので人によってはなかなか実行出来ないと思います。
2.「もっと辛いことをして悩む余裕すらなくす」
これは結構効果あるんですが、如何せん荒療治的な方法で、結構負担がかかります。
新しい環境に飛び込む、仕事を増やすなんかがこれですね。
「悩める」ってのは実は贅沢なもので、自分に余裕があるからこそ悩めるんです。
だからその余裕をなくそうということですね。
木の板に穴が開いて気になるからもっと穴を開けてやろうってな考え方です。
いっぱい穴が開いていたら、「その穴」に注目することって減りますよね。
時間もかからず、人に迷惑もかからない、お手軽な方法です。
個人的にはおすすめです。
3.「何もしない」
言い換えるなら時間が解決してくれるってやつですね。
これはまぁ長い年月が経つから当たり前なんですが、効果はあります。
でもやっぱり人によっては時間がかかりすぎて、辛い時間が一番多い方法だと思うのでおすすめはしません。
耐えている間は苦痛だし、何も得るものがないし、結構無駄です。
木の板に穴が開いてるねって言ってずっと眺めている状態です。何も解決しません。自分が穴に慣れるだけです。
時の流れに身を任せるのもいいですが、何もせずにただ傷と向き合うってのはやめたほうがいいでしょうね。
この3つが主な僕のやり方です。
どれも聞いたことある方法だって思われるかもしれないですが、きっとこれくらいしか方法がないんだと思います。
僕は過去の経験から、考えないようにすることが一番だと思っています。
悩んで解決できることならいくらでも悩めばいいんですが、どうしたって無理なものは無理というのが世の常ですから。
それにうじうじ悩んでいるよりヘラヘラしてるくらいのほうがいい方向に進むことが多い気がします。
対人関係は深く思い悩まず、ポジティブに生きていきたいですね。
書いていて思ったのですが、言ってしまえば1も2も根本的には時間が解決してくれているのを待っているだけなのかもしれません。
でもただ待っているだけじゃ時間の無駄だし辛いだけなので、友達と遊んで親睦を深めたり、悩む時間を減らしたり、お金や欲しかったものを手に入れたり、自分に何かしらの利点があったほうがいいよねってことですね。
僕もとあることで3年ほど苦しんでた時期がありましたが(今になって思えば本当にしょうもないことですが)、そのときは3の方法を取っていました。
でも後になって考えると本当に無駄な時間だったなって思うし、その3年間で得たものなんて思い返しても特にありません。もちろん何かは得ているとは思いますが明らかに失ったものの方が多いです。
それなら2のやり方でお金でも増やしてたほうが有意義だったなって思いますね。
そもそも一番の悩みのタネが「考えない」で終わりにできるだけ幸せなのかもしれません。