
私は今日確かに松本にいた。
日本国の頂点に立つべし者の生誕記念日、そして翌日にクリスマスイヴを控えた街のきらめき、
幸せそうなカップル達の笑顔、
科学の力では証明することの出来ない、アマゾンお急ぎ便の能力を遥かに上回り、卓越された配達システムを確立しているミスターサンタクロースの到着を待ちわびる子ども達の笑顔。
そんな全てのノイズを掻き分け、
私は選ばれし者だけが立ち入ることの出来る宮殿へと足を急がせた。
そう、私の視線は既にクリスマスを通り越し、
その次の構想に入っているのだ。
宮殿へ入るやいなや、目の前に勇者にのみ装着の許される鎧が。
この鎧のために私は幾多の試練(※イオンモールビアードパパの行列とパルコ楽器屋でギターのパーツの発注とガソリン給油)を乗り越えてきたのだ。
そして私は1人の女性へ声をかけた。
恐らくはこの宮殿の案内人か何かだろう。
ゆ「これを試しに装着することは可能だろうか?」
女「はい、是非とも着ていただいて構いません。」
2、3度のフィッティングを済ませ、私は悟った。
XOだな。
これ以上は話せないのが残念でならない。
君たちも深入りすると闇の組織(ユダヤとかフリーメイソンとかシルバニアファミリーとか。)に存在ごと消されてしまうかもしれない。
ただ、私の立ち入った宮殿の写真を公開することは許されている。今日のところはそれで勘弁いただけたら幸いだ。
ゆ