ご存知の通り、アルバムが発売されるにあたり歌詞を書いたり、
アルバムのタイトルを決めたりと、言葉と向き合う時間が増えたのかなと感じました。
これはボーカルを任された自分に常に課しているのですが、
メンバーが3人居ても4人居ても
自分が一番「言葉」に卓越してなければならないわけです。
その上、うたは意思で留まらず
意志でなければならないと思っていて、
真っ直ぐなそれは健やかな(←幾分の語弊があるかもしれない)日常の積み重ねから成るものだとも認識しました。
歌唱力だけで意志のない歌詞をうたうこととは「秤なき剣は暴力」の状態。
その逆は「剣なき秤は無力」。
意志を研ぐ生き方と、それを支えるくらいの剣も研がなければと思いました。
そして自分たちの生きてるこの世界には、
清らかだと言われるものと汚れているものとがあり、
どちらかを嫌っていては知りもしないだろうということにもなるべく向き合い、
2つとも受け入れる経験をした自分、
清濁併呑な自分が見つけたものをうたいたいと思いました。
今回のアルバムのタイトル「precept」は、聴いていただける皆さんに対してでもあり自分たちの心に対しての訴えたかったものです。
Drn。