ふわふわしているのに
しっかり色々と
考えている貴方は
私にとっては
大好きな大切な人で
きっとそれは
貴方に伝わっては
いないのだろうけれど
それでもいい
それで十分だ
貴方が隣で
支えてくれるだけで
十分
大丈夫じゃなくても
大丈夫と言って
なにかあっても
なんでもないと言う
天邪鬼な私に
気を遣ってくれて
隠し事にも
すぐに気付いて
そっと楽にしてくれる貴方は
魔法使いなのかと
そう勘違いしてしまうくらいで
でも
それになにも返せない私は
これでいいのかと
迷惑ではないのかと
優しさを突っぱねてしまって
そんな私に
わがままでもいいんだよ、と
迷惑かけてもいいんだよ、と
声をかけてくれる
そんな貴方の優しさに
私はいつも救われる
私は貴方に
一つでも多く
優しさを返したくて
安らぎを与えたくて
温もりを分けたくて
笑顔でいて欲しくて
感謝をつたえたくて
どうしたらいいのだろうと
いつも考えていて
でもなにも思い付かなくて
そうしている間に
また一つ
貴方から優しさを
受け取っている
泣いたときも
怒ったとこも
拗ねたときも
病んだときも
妬いたときも
全部掬って
救ってくれて
笑顔にしてくれた
嫌われたくないと
人を信じることに
臆病に
なってしまっている
そんな私に
大丈夫だよと
信じきれなくても
いいんだよと
笑ってくれた
貴方のことを
今ではあれよりも
少しだけ
信じることが出来てます
まだ完全じゃないけれど
きっといつか
心の底から
貴方を信じられるように
なっているから
今はごめんなさい
信じられなくてごめんね
今はまだ
貴方に
全てを頼って
もたれ掛かって
二本足では
到底歩けないけれど
いつかきっと
自分だけで立つから
地面を踏みしめるから
貴方に預けている荷物
全て引き取るから
今はまだ
もう少し
もう少しだけでいいから
頼らせてください
私のそばにいてください
そしてもし
自分の足だけで
立てたとき
いなくなるのは
やっぱり寂しいから
そばにいさせてください
寄り添わせてください