10/19に92歳で母が亡くなった。

 

老衰だった。亡くなる一時間前

まで話をし、口から食物をとり

続けた。

父は30年前に亡くなっており、

ひとりになった母の

世話をしてくれたのは

近くに住む従妹だった。

 

母は東京に住んでいた。

子供も東京で生んだ。

ふたりの娘の上である私は

札幌に嫁ぎ、妹は九州に嫁いだ。

母はすぐ近くに住む従妹を

頼りにし、従妹もそれに応えて

くれた。

 

遺体の表情は生きていたころの

母そのものだった。遺影を見た人が

「きれいな方ですね」と言ってくれるほど、

自然で柔らかな表情をしていた。

 

 

 

母の死は突然で誰も予想してなかった。

 

「心臓がおかしい」と電話を

受けて、一時間後に亡くなった。

 

母の死から2週間がたち、

お葬式も終わっているのに、

母が亡くなったという

実感がない・・・

 

不思議なことに、

お葬式で母の遺体を

見た時から、私の中には

「安心感」が生まれた。

 

なにが起こっても、どんな

状態になっても

母が守ってくれる・・・

だから大丈夫・・・と

いう想いが体を包んだ。

 

母の想いに心臓のあたりが

ポカポカとピンク色に暖かく

なるような気がした。

 

もしこの世に「魂」や「霊」と

いうものがあるならば、

母の魂はまだ肉体を離れた

ばかりで、強い想いがあるかも

しれない。

 

亡くなった母が「安心」という

想いを残してくれたとすれば、

一生を通して生きる

宝物を得たことになる。

 

おかあさん、ありがとう。

 

できることなら、生きている時に

もっともっと伝えたかった・・・

 

でも今でも遅くないよね、きっと。

 

もう一度つぶやいてみよう。

 

「おかあさん、ありがとう!」