最近の状況を見ると明るい傾向ですが、オーガナイザーは疲弊してきています。

特に私たちクラブは、クラブの存続自体が危ぶまれる状況です。

 

これまで全日本選手権をはじめ累計100回を超える競技会を開催してきました。

そして近年は最後の追い込みをかけラリー2戦、ダートラ4戦を毎年開催しています。

 

なぜこれほど多くの競技会を開催しているかというと、生い先が短いからです。

 

これまで楽しませてもらった恩返しと言っては何ですが、ラリーやダートラに参加し多くの楽しさを味わさせてもらったからです。

そしてそれを誰かが続けないとこの楽しさを味わえる機会が無くなってしまうからです。

しかし私たちクラブの大半は50歳以上、そして私は年金生活者です。

 

まあ年金生活者になって自由な時間が増え各競技会の準備ができるようになりました。

しかし後、数年の命です。

 

以前は参加台数の激減によりオーガナイザーは財政的にも疲弊していましたが、近年は台数の増加とエントリー費の値上げ等により何とか賄っています。

しかし(3回続けての「しかし」)昨年エントリー費の値上げで参加者からの不満の声があったので改めてどのくらいの経費がかかっているか算出してみました。

その結果、1台当たり20,000円程度の参加費をもらわないとペイしないことが解りました。

 

競技会開催経費としては、会場使用料、オフィシャルの人件費と食事代、賞品代、参加申込取りまとめ代、計時作業代、各種書類作成代、保険代、無線機代、JAFへの申請料、JMRCへの負担金などです。

 

この他に見えない経費として審判員ライセンス更新代、主催クラブの更新代、事務局経費などもあります。

またオフィシャルへのR項(日当)は30年以上前から変わらず安価で半ボランティア的です。

 

オーガナイザーとして継続して競技会を開催するには、ある程度の余剰金が生まれるくらいでないと無理だということです。

そしてオフィシャルもそれなりの日当や交通費が出ないとあの土埃の中で一日勤めることは嫌になるのではないでしょうか。