これまで2種ラリー(SS+CP)を長年やってきたが、SSラリーが支流となり、数年前からその波に乗ろうと取り組んできた。

またラリーはダート(グラベル)という時代から舗装(ターマック)という環境下でこれも時代の波として受け入れることとした。

グラベルラリーの要望も多く、以前のように林道を占有しての開催もしたいが、整備費の高騰や参加台数の減少からままならない時代となった。

またSSラリーでは、オフィシャル数が増加したことから、これも経費の増加と参加台数の減少から今後の継続が難しい現状がある。

主催クラブとしてもクラブ員の高齢化により長野県特有の「ずくなし」が蔓延し、競技会の主催をやめたがっている。

しかし自分が楽しませてもらったラリーを何とか継続していきたく、無理やりみんなを引きずり出している。みんなもいやいやながらでもそのことが分っていて協力してくれている。

そんなことでグラベルラリーとターマックラリーをそれぞれ開催しており、グラベルはモーターランド野沢内だけで完結するラリーで開催。

ターマックは地元の野沢温泉村内に良いコースがないため、お隣の栄村に協力を仰ぎ開催してきた。

しかしながらこれも今年は災害発生によりコースが完全通行止めとなり中止せざるをえなくなってしまった。

そんなことから来年に向けて動き始めている。

実は以前からコースとして狙っていた道路があった。それは旧奥志賀スーパー林道だ。

20年以上前までは未舗装でもっぱら私のホームグラウンドだったが。その後管理上の問題から全線舗装され県道となった。

全長60Km。その名は、通称、奥志賀公園栄線。県道502号線だ。

ここを全線使ったSSの開催を夢見ていた。

そんなことで10年位前、管理事務所である建設事務所へ相談に行ったが、通行止めをしてイベントへの貸し出しについて難色を示していた。

その後、志賀高原で自転車のイベントが開催されその担当者と知り合いになり、是非、占用使用の突破口を開けてほしいとお願いした。

ラリーでは基本、林道などの占用で市町村道や県道、国道の占用使用などは想定していなかった。

しかし近年のWRCはじめ全日本での国道までの使用が始まり、追い風となった。

志賀高原の自転車イベントでも数年前から通行止めによる開催が始まり、いよいよ自分の夢であったルートでのSS開催が進められそうになってきた。

このことから先般、建設事務所へ出向き、来年の開催ができないか相談してきた。

全国の状況やこれまでの実績等資料を見せながら2時間近く懇談してきた。好印象だった。

WRCを見ても60KmのSSはない。

全日本を見ると20kmほどのSSはあるようだ。

現在私たちの開催している地方格式のラリーではSS総距離が50Km以内となっている。

長いSSが良いわけではない。

しかしこれまでのラリー設定で長いSSがなかなか取れない中、ロングSSを一度開催してみたいと思っている。

リスクは多い。まさか1本のSSで50Kmとかは・・・・。

でもそんなSSを走ってみたいような気もする。

しかし最近の車両は燃料が持たないようだ。

何故だ!?今想定しているのは1本10Km程度のSSだ。

先日、友達に話してみたらリタイヤ車が続出しないか。と言われた。

30年くらい前に関東戦で出た光圀だっかたと思うがダートのSSで13KmとかのロングSSが何本もあり、途中で携行缶給油したことがあった。

全長60Kmのコース。

しかしながら途中、コース脇が数100mの谷もあり、一応ガードレールもあるが、さすがにそこは避けたい。まあできれば今年中に占用利用のめどをつけ来年からのはずみをつけたい。

折角なので多くの参加を期待する。

先日久しぶりに雨天を利用して愛車の軽トラで全線走破してみた。

当地は観光地で開催時期にもよるがトレッキング客や山菜採りの人が多い。