毎日、服を捨てた話を書いたので、一回別の話を書こうと思います。

 

お財布を捨てた話。

 

捨てる順番でいうと、服→本→書類→小物→思い出の品となり、お財布は小物に入るので、だいぶ先に進んじゃいますが。

 

そのお財布は2010年か2011年頃に買い、2022年まで使った、丈夫で長持ちのこげ茶色のお財布でした。

 

その当時、私は正社員じゃなく、フリーランスの立場で翻訳会社に勤めていて、

 

毎日8時間から残業も休日持ち帰り仕事もありの働きづめだったので、

 

収入は一応あったけれども、

 

いつ仕事がなくなるかわからない、完全に雇用主次第でどうにでも替えがきく存在でした。

 

なので、金銭面が不安で仕方なかった。

 

そういう訳で、守りに入りたいときは「黒もしくはそれに準じた色」がいいという、どこから仕入れたかも忘れた情報に素直に従って、こげ茶の名前くらいは聞いたことあるか?みたいなブランドの長財布を買いました。

 

長財布がその当時は主流でした。

 

財布効果はどうだったか分からないけど、本当に2022年までその会社に勤め、途中から社員になり、「守り」の期間を送ることになりました。

 

毎月給与が振り込まれ、財布をみるにつけ、守ってくれてありがとね、と思っていたんです。

 

健康の不安もあったので余計に有り難かった。

 

ともあれ、その後2022年にその会社を辞めると決めましたが、なぜかその頃にお財布のジッパーがつっかえるようになり、どうにも寿命のように感じました。思っていたよりもずっと長く、丈夫でびくともしない財布だったから、もう十分に働いたんだよな、と思いました。

 

それくらいの財布だったので、そして私はそういうものをすぐに捨てることができない性分なので、大事なものが入っている引き出しの奥にずっと残して置いていました。

 

それを、このたびの片づけで捨てると決めたので、簡単には捨てられなかった。なので、「お財布の捨て方」とか検索したりして、お焚き上げにもっていく、郵送する、などいろんな神社のホームページをみて、どれにしようか迷っていました。手続き、手数料で何千円もかかったりする。うーん。

 

同時にほかのモノを捨て、「よし、これはもういいだろう」「『あとで見返すかもしれない』はないんだよな」などと整理をつけていくと、お財布にそこまでのエネルギーをかけることが逆に不自然に思えてきました。

 

いきなりポイっと捨てるわけじゃない。感謝してさよならする。もっとシンプルにいかないものか。

 

そう考えるようになって、「お財布の捨て方」を探すと、「白い紙で包んで、できたら塩をふり、捨てる」という情報が出てきました。

 

これでいい。私は一番好きな小さいサンキューカードのような便箋を出してきて、感謝の一言を書いてお財布に入れ、白い紙に包んで塩を忍び込ませ、そしてゴミ箱に捨てました。

 

私はモノを人のように考えてしまう癖があります。モノにも心があるように感じるので、こういう場面がとても辛い。けれど、これを恨みに思う私のお財布じゃない。大切に使ってきたのだから。

 

これでよかったと思っています!