汗を掻きながらも、僕は教科書などで扇いで風を送っていた。それでも暑いことには変わりなく、ただ汗を乾かすだけの作業にすぎないのだ。
でも、真面目な斎藤さんは「冷房が効いてない」とは言い出せず、1時間の授業が終わった。
皆さん、何とか無事に終わったとお思いでしょうが、しかし、家庭科は2時間連続です![]()
まだ、灼熱の授業は終わらないのです。
次の授業が始まるまでの休み時間もツラかった。![]()
休み時間じゃないもん。拷問時間だよっ!!![]()
この間にタオルを取りに行くのも不可能なので、ほんとツラい。
休み時間が終わり、家庭科は刺し子という布をひたすら縫う作業していた。
このときがヤバかった。刺し子は両手を使うので、扇げないのです。汗が滝のように流れ出てきて、汗で溺れるかと思いましたよ。![]()
マジでヤバいと思ったので先生に「僕のところ、冷房全く効いてないのでメチャメチャ暑いです。」と言った。
僕の顔は汗まみれ、さすがにこの顔を見たら、僕の訴えを無下にできないだろう。
先生は「そこは暑くなるところやもんな~。涼しいところに移動してもいいで」と言われ、僕は素早く移動する。
それでも少し涼しくなったが、まだまだ暑い。僕の体は熱がこもっているようだ。
そのとき女子が「着る服とかで暑くなるよね」と話していた。
着る服で暑いなら、この中で一番薄着な俺は何で苦しくなってると思う!? 結局は冷房と湿気なんだよ![]()
何故か、そのときは怒りっぽくなっていた。
すると、急に涼しくなり、僕の汗は止まった。どうやら冷房が本格的に効いてきたようだ。僕はそれから元気になり、さっきの暑かったときの倍のスピードで作業していった。
僕はタオルがないと、ここまでのダメ人間だとはね……とほほ![]()
絶対に今度からタオルを持って行くようにしよう![]()
無事に授業が終わって事なきを得た。
学校から電車で帰ったとき、最寄り駅でキスして、イチャついてるカップルが居た。
俺は暑くて苦しんだのに、なぜ、リア充な光景を見なければならならいんだよっ!!
この世界の神は余程、俺を怒らせたいらしい。![]()
<完>


