本「世界の船'73 特集・なつかしい日本の客船」感想
この本は、自分が好きな、戦前の古い客船を扱った写真集です。世界中の航路を航行していた日本の商船を網羅していて、しかも図版が大きくて綺麗。メールでの戦記にまつわるやりとりの中で、船も好き、という話を出したら教えて頂いたもので、「かなり古い本」「写真は目が粗い」と聞いていたんですが、どっこいとても充実した内容で、飽かずしばらく見入ってしまいました(笑)巻末の文にあるように、最大の船でも1,7000トン。当時の国際航路の表通り、大西洋航路で運航していた欧米の船、イギリスのクイーンメリーやフランスのノルマンディーなどに比べれば、排水量も豪華さも及ばないかもしれません。それでもやっぱり綺麗、昭和に入ってから建造された一連の日本郵船のマルシップ、それに大阪商船のあるぜんちな丸など、もう鋼鉄の芸術品!乗り物好きなら、詳しい事を知らなくても、一番いい時代の客船の写真を見て、楽しい気分になること請け合いです(笑)ただ、写真に添えられたそれぞれの船のプロフィールを見ると、ちょっと異様かもしれません。ほぼすべての船が戦争中に失われています。