入院6日目、退院の日を迎えた。
まだ、歩くのに足を引きづっていた為、父に車で大学病院まで迎えに来てもらった。
その時はまだ車にナビが付いていないため、きっと迷いながらも2時間以上走り続けて迎えに来てくれた父には感謝しかなかった。
父が大学病院に着くと、医師から検査の結果のお話があるとのことだった。
父と一緒に医師から話を聞く。
医師:「筋生検の結果、三好型筋ジストロフィーと確定できました。この病気は遺伝性なんですが、どなたかご家族で同じ病気の方はいらっしゃいますか?」
私:「いいえ、今のところいません。」
医師:「そうですか。ただ、あなたがお子さんを持つということは病気が遺伝する
可能性もあることを覚えておいてください。
あと、この型は病気の中でも比較的進行が遅いため、5年、10年で変化が
出ると思います。命にかかわることはないです。」
私は、一番に娘の顔が浮かび、心の中でどうか娘には遺伝しませんように・・・と祈りました![]()
そして、父と大学病院を後にしました。
帰りの車の中は、父が私が気にしないように気を遣い、病気の話は一切せずにただただ、世間話で帰りました。
私はこれで病気が確定診断され、この先の不安はあるものの、病気になった以上は仕方ないと向き合う覚悟を決めました。。。