座席は2階スタンド1列270番台。のっちサイドで、目の前がほぼ出島の位置。

 

1列目はスタンディング禁止かと思ったら、2階は立ってもいいらしい(3階と4階は禁止だったような)。ただ、前方のフェンス(手すり)が高さ80センチくらいしかないため、長身族としては態勢を崩すとアリーナに落下しそうで怖い。

 

結果、あのFAKE ITのときもジャンプは自粛し腕を突き上げるにとどめる。隣席との距離も前日のアリーナより狭かったような。

 

通常のライブより随分遅い時間帯、そして大晦日とあって、会場には開演前からふだんとは違う高揚感が漂っていた。アリーナでは数人の男性が早々に立ち上がって周囲の観客に手拍子を促している。私の隣の隣の男性が叫ぶ「かしゆかー」という声援が耳に刺さる。

 

セットリストは前日とほぼ同じだったような。カウントダウンの後の新年1曲目は、前日のセットリストに入っていなかったSpring of Life。生で見るのは久々な気がするし、前向きな曲なので新年にふさわしいとは言える。

 

ただ、5年前のカウントダウンライブと比べてしまうと、会場から紅白の生中継はないし、ドコモの5Gを使ったLEDライトの演出もないし、というわけで、特別感が薄く思えてしまう(あのときの「天空」は、旅行先の台湾でスマホの小さな画面で見ただけでも、心がざわざわするような感動を覚えた)。

 

SoLの曲中に、大方の予想どおり天井から銀テープが振ってきた。スタンドとはいえ1列目なので、腕を伸ばせば届きそうに思えたのだが、もう少しのところで取り損ねた。

 

この日はP.T.A.限定ライブだけあって、アリーナの観客の曲に合わせた手の振り方などがいつも以上に揃っていて壮観だった。曲の間奏部分の「お決まり」ところで、「ワー」とか「イェー」とか「ウォー」みたいな歓声が毎回上がるのも久しぶりな気がした。

 

さらなる精鋭たちに囲まれて、しかももっと小さな会場でライブを見られる機会があるとすれば、2月のLIQUIDROOMしかないのだが、先日の検定試験が不本意な出来だったので、「9年前の再来」とはなりそうにないな。