この日は今回の6daysで唯一当選したS席(SSは当たらなかった)。しかし…
またもや4階でした。
A席は基本、ステージを横から見る。SS席はたぶん、正面から見る。S席はまさにその中間で、斜め前方向にステージを見る。制作サイドがステージ構成や演出を検討する際は、正面からの見た目を第一に考えるものと思われる(サイドからの見え方も考慮に入れるのだろうけど)。この日のポジションはステージをギリ正面方向から見られたといってよいだろう。
サイド席との違いを最も感じたのは、公演後半にレーザーが飛び交ったとき。ステージ側から正面席の上方と下方に向けて放たれた光線が水平方向に目まぐるしく動く狭間に視界が開け、ステージ上で踊る3人が見える。前日はこの光線を確かに側面から見ていた。
これも前日は見づらかった出島の上のメンバーも見やすかった。ただ、ステージまでの距離は前日より随分と遠い。ステージに近いサイド席とステージから遠い正面席のどちらも一長一短ではある。
前日は周りに着席したままの観客が多くて驚いたが、この日の周囲は9割方スタンディングだった。会場を見渡すと、私と同じ側のサイド席に着席組が多いエリアがあったが、全体的に立っている人のほうが相当多い感じだった。前日の私の周囲だけ特別だったのだろうか。なお、最前列は安全のためスタンディング禁止みたいだ。
ところで、ぴあアリーナMMの座席はほかの会場と比べても横幅が狭いほうだと思う。肘掛けもない。おとなしく座っている分には支障ないのだが、スタンディングで腕を上げたり体を動かしたりするには窮屈だ。
この日の左隣の女性は、どう考えても私の領土に体が侵攻しているように思えた。ステージは女性の方向にあるので一層鬱陶しく、公演中ずっと気になって仕方なかった。さすがに「もうちょっと左側につめてください」とは言えなかったが。座席前の手すりの金属棒に隣席との境界を表す目印でも付けたらどうだろうか。
一方で、座席の前後幅はゆとりがある。イスを納入したコトブキシーティングによると、「イスは背と座のパーツが分かれたツーピースタイプです。離席時は座が上がり、奥行きがコンパクトになるため、立ち上がった時のスペースを広く確保できます。スタンディングでの鑑賞が多いライブやコンサートではとても有効です」とのこと。素晴らしい(ただ横幅が…)。
昨夏を含めて4階の天空席が3度続いたので、次はもう少し下界に近づきたい。
