キャンセル分の抽選でなんとか巡ってきたチケット。有難い限りだが、元の持ち主はどんな思いで観覧を断念したのだろう…。
会場へは桜木町駅から歩いたが、間違えてランドマークタワー方向に行き過ぎたため、無駄に遠回りしてしまった。到着は4時半少し前。
入場チェックは予想よりずっとスピーディー。QRコードを顔の横に掲げて読み取らせていたが、顔の画像データも保存しているのだろうか。体温もあのとき測ったんだっけ?
会場内に入ったのは4時40分すぎだったろうか。実は入場前からちょっと催していたので、座席より先にトイレを探す。
男性トイレの前には長い列。途中で個室待ちの列が分岐する。目測7、8人というところか。しかし、これが全然進まない。
中に入ってわかったのだが、個室は2つしかない。振り返ると、後ろにはもう誰も並んでいない。そそくさと用を済ませて席へと急ぐ。このとき5時3分前。
開演前の拍手が始まっている。客席の扉がすべて閉まっている。「まさか、締め出されたか」と一瞬ひやっとしたが、扉を引くとあっけなく開いた。
席は4階スタンドL09扉4列70番台。この付近は4列が最後尾だった。座席の横幅は前評判どおり狭め。
前後の席の傾斜も前評判どおり急だ。この会場は観客がおとなしく座って見るクラシックコンサートとかアイススケートショーなんかに向いているんじゃなかろうか。
狭かろうが急だろうが、最後の影アナが終わったら立って拍手するのがいつもの流儀だ。ちなみに、この日の影アナは前評判と違って噛み噛みではなかった。開演は5時5分ごろか。
ステージは、4階サイド席からにしては見やすい、というべきか。でも、さすがにメンバーの表情や細かい動きは見分けづらい。視力が悪いせいもあるが。
今回は、ステージ後方の大モニターにメンバーの姿が映ることも非常に少なく、ちょっとストレス。4階客席の一番奥には小さなモニターが見えたが、何が映っているのかさっぱり見えない。結果的に、ステージを集中して見る気にはなったけど。
ステージ床面の映像は、「LEDモニターとは思えないほど」という表現が適切かどうかわからないが、本当に鮮明で美しく見えた。だが、どんなテクノロジーもPerfumeにとって「必須」ではない。次のライブで床面LEDがなくなってもぜーんぜん構わない。
音響は、最初のほうはそんなにいいと思わなかったが、途中からいつもの重低音ブリバリに。ズボンの太もものあたりの生地がピリピリ震える感覚をまた味わえた。ステージ後ろの左右上方にぶら下がっているラインアレイスピーカー(呼び方、合っていますかね)の高さが4階席とほぼ同じだったお蔭かな。
GLITTERが演じられているころだったと思うが、後ろの扉が開いて涼しい風が結構強烈に吹き込んできた。ヒートアップしてきた体を冷やすには好都合だったが、あれは冷却用ではなく換気目的なのだろう。扉はそのうち閉まり、後でもう一度開いた気がする。
観客の性別は、いつもより男が多く女が少ない気がした。年齢別では、20代後半~40代がいつもより多く、10代~20代前半の学生層と50代以上のシニア層(ハ●・シラ●層)が少ない感じ。コロナに対する警戒度合いとか、チケット代の高さが影響したのかも。チケット代は、ぐるんぐるん(2014年)のときのちょうど2倍になった。
マスクあり・声出しなしでもPerfumeライブは最高! でも、正直にいうと、マスクなし・声出しありで平らなアリーナの上を思い切り飛び跳ねたい。そんなPerfumeライブ完全復活の日が少しでも早く来ますように。
(その前に、完全着席のReframeにも行きたい)
開演前のぴあアリーナMM