在宅勤務をしながら、スポティファイで音楽をいろいろ試し聴きしている。

サラ・オレイン、ヘンリー・マンシーニ、バッハ、ワーグナー、ヴァンゲリス、エンヤ…。

そして、きょうは冨田勲。

 

中学の音楽教師が冨田氏の「展覧会の絵」を聴かせてくれたことを思い出す。

40年以上も前だから、あれは発売から間もないころだったんだな。

教師はシンセサイザーという言葉を教えてくれたのか。

あるいは単に「コンピューターで作った音楽」と説明したのだったか。

そのへんは忘れた。

ただ、「コンピューターでこんな音楽が作れるんだ」という驚きは中1の心に確かに刻まれた。

 

往年の作品を改めて聴くと、いかにも電子音、という感じがして、若干ほほえましくもある。

音の厚みも、正直物足りない。

(なんて、えらそうなことを言うほど音楽に詳しくないけど)

それでも、過去からの響きは、今の音楽以上に鮮やかに、ぴかぴかの未来を表象している。