座席は1階3列ほぼ中央。2月の幕張1日目も最上級の席だったが、それをも上回る好位置。しかもフェスティバルホールはステージが低く、メンバーが一層近く見える。
最初のMCで、のっちが「手が震えているかどうか、見て」と、両手を広げて観客に見せた。前日は緊張のせいか武者震いなのか、手が随分と震えていたそうだが、この日は本人も言うとおり、右手の薬指だけ震えているのがはっきりわかった。照明を受けた白く細い指はウインナー感ゼロだった。
セットリストは幕張のときより新しめの曲が多い印象で、正直ちょっと物足りなかった。MCは幕張よりさらに長かった気もしたが、全体の尺はむしろ短いくらいだったので、気のせいか。
最近のライブでは毎度感じ、今回も色濃く感じたのはファン層の変化だ。この日は全員ファンクラブ会員のはずなのに、ぐるんぐるんのころなんかと比べてもライトな観客が増えた気がしてならない。ライブでしばらく封印していたというあの曲で、最初から手拍子というのはないんじゃないか、と思うんだが。
実際、かしゆかの「Perfumeのライブ、初めてっていう人?」という定番の質問に、最前列の観客2、3人が手を挙げていたくらいなので、仕方がないといえばそれまでだが。
退場時も、背後で仲良く感想を言い合っていた女子2人組の片方が、「実は私、最後の曲、知らないんだけど」と言ったのを耳にしてえらく驚いた。確かに昔の曲だけど、「ということは、今日のあの曲とかあの曲もわからなかったの?」と尋ねたくなる。
ただし、そういう若い観客は、最近の曲については私などよりずっと好意的に受け入れているようにみえるので、これからのファンとしては彼ら彼女らのほうが好ましいのかもしれないな、と自戒を込めて思ったりする。
このあたりのギャップが広がりすぎると「ファン卒業」になってしまうのだろうが、今のところがまだ持ちこたえている。
MC中に男性ファンから事前に寄せられたメッセージをあ~ちゃんが読み上げた。「Perfumeが走り続ける限り、全力でついていきます」。私もひとり、うなずいた。