最近は東京近辺でもよく見かけるコメダ珈琲。入るのは初めてだ。栄駅に程近いビルの2階へと階段を上がる。ドアを開けた途端にタバコの臭いが鼻を突く。入り口近くの禁煙席に座ったが、店の反対側の喫煙席とはドアで仕切られていないので、タバコ臭は容赦なく漂ってくる。

 

 コメダ珈琲のサイトで調べると、この店と同じ「エリア分煙」は全国715店のうち265店(37.1%)で、ドアで仕切られている「仕切分煙」の55.4%より少ない。ただし、愛知県内244店に限るとエリア分煙52.5%、仕切分煙27.9%と逆転する。さらに、愛知県には他県にはない「全面喫煙」が45店(18.4%)もある。

 

 名古屋発祥のコメダは愛知県に古くからの店が数多くあるので、昔ながらの紫煙文化が色濃く残っているのだろう。嫌煙派の私としては、愛知県の店に入ると7割の確率(全面喫煙+エリア分煙)でタバコ臭いというのはゾッとする。あ~ちゃんはお父さんが喫煙者だったはずだから、コメダのタバコ臭にも耐性があるのだろうか。

 

 今回の店ではブレンドコーヒーとミニシロノワールを注文したが、味はどちらもいまひとつの印象だった。お客さんは引っ切りなしに来ていたので、愛煙家を中心にしたおなじみさんには居心地がよいのだろう。