本当なら今日は、中学生次男の球技大会でした。

球技大会ではいつもお母さんたちがカレーを作るのですが

オシャベリしながら交流したり
順番に子どもたちの応援したり
みんなでカレーを食べたり

子どもたちが「おかわりください!」と来たり
「ごちそうさまです!おいしかったです!」と言ってくれたり

大きくなったなぁ
成長したなぁと思いつつ
まだまだ可愛いなぁなんて目を細める日でもあり。


そんな楽しみがなくなり、ポッカリ空いてしまいました。


我が子は球技大会、体育、体育祭、部活(サッカー)大好き!
毎日体育祭でもいい!(笑)
というくらいのスポーツ少年ですが、

運動苦手な子にとっては辛い1日かもしれませんね。


部活と言えば、運動部・文化部とありますが、
“ちょっと運動したいけど、そんなにガチなのはキツイ”という子の行き場がないのが課題だなぁと。

運動部に入っても途中で辞めてしまったり
辞めたことを後ろめたく感じてしまったり
後ろめたさから学校そのものから足が遠退いてしまったり…


なんでこう、部活ってガチ一択なんでしょうね。

もちろん、体力があり伸び盛りの中学生にしんどい経験をさせることで心身ともにより成長する…のは理解しています。

ただ、ついていけなくなり辞めてしまうくらいなら、もう少しゆるやかに参加できる運動部があってもいいのになーと思うわけです。

もちろんもちろん、勤務時間外にご自分の時間を部活に費やしてくださる、ましてや必ずしも専門とは限らない分野の担当をしてくださる先生方には感謝しています。


でも。


中学校は義務教育です。

すべての子どもたちが平等に教育を受けられる機会を持てるのが、義務教育のよいところだと思うのです。



だから、

ゆるーく運動したい子向けの部活があってもいいのになと。


また、運動部やコンクールのある文化部も
“勝つことがすべて”といった指導には疑問を感じています。

もちろん、勝利を目指す、それは当然かもしれません。

でも、“教育現場”である以上、それより大切なことがあるはずですよね。


例えば、
・それぞれの目標を持ち、個々が成長すること
・お互いをフォローし合い、ともに成長すること
・コミュニケーションを取り合うこと
・支え合い、リスペクトし合うこと
・先輩や後輩とのよい関係作り
などなど…

その先に、結果がついてくるのではないでしょうか。



公立中学校の場合、学校を選べません。
仲間も選べません。
そんな中で、“勝利”という結果ばかりを追及してしまうと
・うまいかどうか
・レギュラーかどうか
・いい道具を持っているかどうか
などで人の価値を判断する子が増えても仕方ないなと感じます。


また、“中学生なんだから”と、ダメ出しだけをして、どうすればいいかを伝えない指導もまだまだあるなと感じています。
信頼関係が築ける前にその指導をしてしまうと、うまくいかないことが多い…ですよね😅

その積み重ねで、伸び代いっぱいの子が辞めてしまうのも何度も見てきています。
こんな残念なことはありません。



公立中学校はクラブチームや高校の部活とは違います。
どうか“勝つこと”だけを目標にするのではなく、教育的観点を忘れないでほしいなと願います。
これは子どもたちのためだけではなく、先生方のためでもあります。
せっかく熱心に指導してくださっているのに、子どもたちから信頼を得られず、その保護者たちからもよく思われないなんて勿体なさすぎるのです。

ぜひ、ダメ出しだけでなく、個々の課題を一緒に考えてあげてください。
大丈夫、みんなちゃんとやる気はあります。
大丈夫、保護者も先生のサポートをしたいと思っています。

あれですね、ペップトーク。
指導者みんなが知っておくといいものだなと思います。



長い長いお休みは、リセットするのにちょうどいいはず✨
春から心新たに部活動もリスタートできることを祈っています。