2020年4月から、児童虐待防止法が変わりますね。
変わると言うより、文言として入っていなかった部分を明記する、と言った方が正しいかもしれません。

これまで“親権者”とか“児童に関する施設”とか、わざわざ書いていなかった文言を入れることにより、
親や身近なおとなによる虐待を「躾です」と言い訳させないため…と、私は捉えています😅


虐待というと、真っ先に“暴力”をイメージしてしまいますが、児童相談所に保護される子どもの割合は

精神的虐待→身体的虐待→ネグレクト→性的虐待

の順に多いと言われています。
精神的虐待の方が圧倒的に多いのですね…


そして、保護されるのはほんの一部と考えると、実際にはどれだけあるのか…



上記の法改正がされるといっても、家の中までは見えません。
そうなると、救えるのは保育園、幼稚園、学校などの機関や隣近所の方が頼りです。


“通報”というと荷が重く感じるかもしれませんが、通報は匿名でできます。
自分ではSOSを出せない子どもに代わって、ぜひ早めの通報をお願いいたします。

<虐待かな?と思ったら>
189(いち早く) です。



SNSを見ていると、“毒親”というキーワードを多く見掛けます。
“毒親”って、どんな人でしょうか?


・虐待する人
・DV(夫婦間暴力)する人
・ネグレクトする人
・子どもの人権を奪う人
・頭ごなしに怒る人
・怒鳴る人

ふんふんふん…


・子どもがトラブルに巻き込まれたら全力で守る人
・教育熱心な人
・“子どものため”に生きる人

…えっ!


これ、一見“いいお母さん(親)”ですよね。
でも、こう書き換えるといかがでしょうか。

・子どもの人間関係にずかずか入ってくる人
・子どもの意思とは関係なく進路を決める人
・たくさんの習い事をさせる人
・“あなたのため”と言って支配する人

…どうですか?
思わず眉をひそめてしまった人もいるのではないでしょうか。


でも、残念ながら、当の本人は自分を“毒親”だなんて思っていないことがあります。
むしろ、“子どものために頑張る私、偉いわ”と思っているかもしれません。
それを“愛”だと思っているかもしれません。


それが“愛でない”とは言いません。
モンスターペアレントもそうです。
ただ、“お子さんの求める愛とは違うかもよ”と感じることがあります。
(直接そう伝えることもあります。)


子ども本人が“これは欲しい愛とは違うな”と自覚するのには時間が掛かります。
その多くはお友だちとのトラブルやおとなへの反抗というカタチでSOSを出しますが、表面的なトラブルへの指導だけで終わることも多い…

そうして見過ごされた結果、“自分はいい子ではない”と自傷行為に及んだり、逆に人を傷付けたり、その先には命に関わる問題も…

彼らに必要なのは“指導”ではないのです。
彼らの求めているもの…ありのままの自分を受け入れ、認め、寄り添ってくれるおとな(親)が必要なのです…


それが叶わないと、恋愛相手で代用しようとします。
恋愛がうまくいくと足りないモノを埋められた気がしますが…あくまでも“気がする”だけなのです…

気がついたら体も傷付いて、前よりダメージを受けてしまったりします。


どうか、どうか、そんな子どもを増やさないよう。
どうか、どうか、ここまで深刻な状態にならないよう。
どうか、どうか、“いち早く”SOSを察知してあげてほしい…


“毒親”に苦しんでいる子どもたちはぜひ、頼れるおとなにSOSを出してください。
誰に出せばいいかわからなければ、私に連絡ください。


長い長い春休み、苦しい時間が長くなっている子どもたちがいることが本当に気掛かりです。

土日祝日だけでも“居場所”を提供したいなと思っています。
藤沢(北部)周辺の方は一度ご連絡いただければと思います。


すべての子どもたちが笑顔で過ごせる世界の実現を願って…