先日、発達障がいについて少し紹介しましたが、

「発達障がい」「定型発達」の間にもうひとつ、

 

グレーゾーンというのがあります。

 

IQで言うと

 

100 が標準として

クラスには90~110の子が「定型発達」として存在していると言われています。

 

70以下が「発達障がい」etc.

 

で、その間の 70~90 が「グレーゾーン」というわけです。

 

 

我が家の次男もそうなのですが、

今、クラスの1/3~1/2がグレーゾーンと言われるくらい、たくさんいます。

本人が自覚しているかどうかは別として。

 

なんなら、すべての子が「ASD傾向」「ADHD傾向」など、

なんらかの発達障がいまたはグレーゾーンと言ってもいいくらいだと

個人的には思っています(*'ω'*)

 

ま、傾向がわかれば対策もできるので、特性を知るに越したことはない、ってことですね♪

 

 

さて、このグレーゾーン。

 

「みんなよりできない」経験をすることが多く、

自己肯定感が下がりやすいです。

友だちにバカにされることほど傷つくことはないと言っていいほどです。

 

「小学生あるあるだね~」なんて、軽く考えてはいけません。

その子にとっては「今」辛いのですから。

 

その「今」が、いつまで続くかもわからないなんて

出口のない暗闇に迷い込んだようなものですよね。

 

人は期限があれば(まだ)頑張れます。

終業時間が決まっているから、仕事も頑張れるわけです。

(これさえ怪しい職場もありますが・・・)

 

でも、学校生活には終わりは“あってないようなもの”です。

学年が変わってクラス替えしても、たいして環境は変わりません。

卒業しても、小中学校はほぼ同じメンバーです。

受験して違う中学校へ行っても、地元では会ってしまいます。

 

それに、子どもの「1年」は結構長いです。

 

 

だから、

「誰かと比べてできる・できないなんて気にしなくていい」

「ひとりひとり違う、違うから面白い」

「それぞれ得意・不得意がある、だから、みんなが得意を活かせるようにする」

「ひとりひとりが大切な存在」

「みんなちがって みんないい」

という人権教育が重要になります。

 

 

人権感覚さえ育っていれば、人を差別することも、軽んじることも、

性犯罪も虐待もDVも防げます。

 

だれも加害者・被害者にさせないために

人権教育をしっかりやってあげたいですね。

 

 

ちーなーみーにー

 

発達障がいなどの証明書があると、

ハローワークで「障がい者枠」の求人があったりします。

(それまで「普通の子」として生きてきて、就職活動の段階で手帳を取る人も結構います。)

 

が、グレーソーンの子はあくまでも「一般枠」です。

 

 

そういう意味で、いちばんしんどい、とも言える気がします。

 

だからこそ、子どものうちから

“その子らしさ”“その子のよさ”を見つけて、伸ばしてあげたいなと思います(*'ω'*)

 

 

我が子の専門家目指して、今日も我が子のいいところ、発見しちゃいましょう♡