“褒めて育てる”と言われるようになり、
かなり一般的になってきたように思います。

でも、叱ってばかり、ダメ出しばかりしていた頃、
“褒める”って難しいなと思っていました。

口先だけで褒めるのは簡単だけど、
褒めたら調子に乗るだけのような気がして…



長男が中学生のとき、
「ぼくは、リーダーになるより、リーダーを近くで支える方が得意なんだ。」
と話してくれたことがありました。

そのとき
「おぉ、いいね!」
「リーダーって実はね、そうやって支えてくれる人がいるからリーダーでいられるんだよ。」
「クラスにリーダーばかりいたら大変だよね。色んな役割の人がいるから、それぞれが活躍できるのがいいクラスだと思うよ。」

というような話をしたのですが、
そのときの長男のホッとしたような顔が忘れられません。



「そう言われると思わなかったからホッとした。」
と言われました。
日頃から
「せっかく背が高いんだから応援団長とかやったら?」
なんて言っていたのが、プレッシャーになっていたのかもしれません(^^;


あぁ、これが“認める”か…と思ったのでした。

どんな役割でも一生懸命やってることが素敵。
充分素敵だよ。
そう伝えてあげるだけで、子どもの自尊心が高まります。

自尊心は生きるパワー。
命さえあれば何とかなる!


自分の命を守る=自分を大切にするということ。

そのために“認め”は欠かせません。


今日、お子さんや周りの人に、どんな“認めの声かけ”しましたか?
自分にもしましたか?

寝る前ならまだ間に合います!

今日1日お疲れさま。
1日頑張ったね。
命守って偉かったね。
ちょっと失敗もあったけど、失敗は今後に生かせば失敗じゃないから大丈夫!
ゆっくり休んで明日も大切に生きよう。


そんな風に毎晩、自分に伝えてから眠りに就いてみてくださいね。



ちなみに…

長男への話には続きがあります(笑)

「2番手でも何番でもいいよ。でも、リーダーに何かあったとき、代わりを務められる力はつけておくとカッコいいよ。」


やはり厳しめな母なのでした(笑)