気になるニュースを読みました。
西日本新聞の記事なので、データが九州中心ですが・・・
★「同期、皆死んだ目に」新任教諭の息苦しさ 6時出勤、叱責続きの研修…
★心病むケースも…新任教諭の退職相次ぐ 1年内に全国で431人
子どもを育てるにあたり、先生の存在は大きいです。
親なら誰でも、我が子をよい先生に見てもらいたいと思いますよね。
ところで、「よい先生」って何を基準に「よい」なのでしょうか。
指導力?経験?やさしい?褒めてくれる?宿題を出してくれる?
叱ってくれる?話を聞いてくれる?イケメン?(笑)
人それぞれだとは思いますが、私としては、「人と人」として向き合ってくれる人・・・かな(*'ω'*)
子どもの話をよく聞き、決めつけない、頭ごなしに言わない、心で接してくれる人。
経験は特に気にしません。
よく、新任の先生に当たると不安になる保護者の方がいます。
その気持ちはよーくわかります(笑)
先生本人だって、不安だと思います。
でも、実際、新任の先生に子どもを受け持っていただいたことが何度かありますが、
先生になりたてということは、いちばんやる気に満ち溢れているときと言えるのではないでしょうか。
「先生になったらあれもやりたい、これもやりたい」そんな想いの先生ばかりでした。
キラキラしたおとなとの出会いが、子どもにとってマイナスなはずありません。
もちろん、現実は理想通りにはいかず、先生も凹んだり辛くなったり、
ときには投げ出してしまいたくなるときもあると思います。
そんな先生はひどいですか?先生失格ですか?
そんなことありませんよね。
むしろ、人間らしくていいじゃないですか(笑)
自分だって、子育てがうまくいかずに凹んだり投げ出したくなるときもありますよね。
じゃあ、親失格ですか?そんなとき、あなたはダメねと否定されたいですか?
先生も同じじゃないかなと思います。
では、そんなとき、あなたならどうしてほしいですか?
ひとりになりたい、少し子どもと離れたい、あなたは頑張ってるよ、いい親だよと肯定されたい、
認めてもらいたい・・・そんな風に思いませんか?
私は思います。(だから褒めてね(笑))
私だったら、先生に「子どもが先生のこういうところ好きって言っています」とか
感謝してるエピソードを伝えるかも。
「こうなってほしい」というYouメッセージではなく、「私はこう思います」というIメッセージですね。
先生の頑張り、ちゃんと知ってるよと伝えたい(*'ω'*)
さりげなく←ポイントです。
先生って、小学校では特に教室って密室だから、困っていることに気づいてもらいにくいし、
誰かに相談できればいいけど、そうしたら評価が下がると気にしている先生も多い・・・
それでは困りごとは解決しないし、むしろ悪化するケースの方が多い気がします。
やはり何でも、早期発見、早期対応が大事。
だからこそ、学年の先生の方からうまーく助け船を出してあげたり、
認めの声掛けをしてあげることが大事なんじゃないかなと。
相談しやすい雰囲気を作るのって大事ですよね。
新任の先生には定年退職された先生が指導役としてつくことが多いようですが、
大学で最新の教育を学んで来て、それを実践しようとすると、
「それはあり得ない」などと否定されてしまうこともあるんだそう。
指導の先生はもちろんたくさんの経験があるからこそのご意見だとは思いますが、
新しいアイデアを試させてあげてもいいのかなと思います。
親子や嫁姑の関係に似ていますね(笑)
「ん?」と思っても「やってみたら」と言ってあげられる度量、
うまくいかなかったときは「ほれ見たことか」と冷ややかな視線を送るのではなく、
フォローすれば「さすが!」ってなるだろうし、意外と悪くないかもしれませんよ(笑)
保護者の中にも、先生に「言ってやったのよ」とまるで鬼の首取ったように言う方がいますが
あれ?先生って、敵対する相手でしたっけ?ともに子どもを育てるパートナーですよね。
意見というか、疑問は尋ねてもよいと思いますが、けんか腰でいく必要はないと思うんです。
「話し合い」できるといいですよね。
こうして考えてみると、子育てと先生育てって似ているなぁって。
「北風と太陽」の太陽のような人間関係を築きたいですね。