新学期になると、ワイドショーでもネットニュースでもPTAの話題が増えますよね~。

多くは「必要なの!?」という必要ではなさそうなタイトルが付いていて、でも記事の内容は
・PTAは必要
・やってみるとそんなに大変じゃないし、メリットが多い
・古いやり方は変えていく必要がある
といった感じかな。

大枠では同意見です( ´・∀・`)


PTAは要らないという人の本音は
・役員をやりたくない
・役員ができない
・やってみて嫌な思いをした
・必要性がわからない、または考えたこともない
というのが多いと思いますが、そもそも、PTAって何なのか?

私は、大きく2つの主旨があると思っています。

1、ともに子どもたちを育てるパートナーとして保護者と先生方、または保護者同士が知り合うこと。
2、今この時代に子どもたちの健全育成をするために必要な情報を学ぶこと。


1について、例えば、
我が子が暴力を受けたとき、相手が知らない子だと
「親はどういう躾をしてるのかしら!?」と非難しがちだけど、
知ってる子、もしくは保護者を知ってる場合
「どうしたのかしら?何かあったのかしら?」と相手をまず心配することが多い。
我が子が暴力を振るわれたという事実は変わらないのに、この捉え方の違いって大きいと思うのです。

PTA活動に参加すると、学校の中に知り合いが増えます。
学年、子どもの性別などに関係なく、知り合うことができる。
中には、親友と呼べる相手と出会えることもある。
尊敬できる人に出会えることもある。
これって、おとなになるとなかなか難しい。
そんなきっかけを手軽に得ることができるなんて、ラッキーだなって、いつも思っています(笑)

また、役員をやると必然的に先生方とお話する機会が増えるので、意志疎通が図りやすくなったり、ちょっとした質問もタイムラグなく聞けたりするのも助かっています。


2について、生活の基本的なところは、自分がこう教わったとか、既にロールモデルがたくさんありますが、
今の子育て世代は、インターネットの使い方や危険性などについて初めて子どもに教える世代ですよね。
となると、教える前に親(おとな)が学ぶ必要があるわけです。

何かを学ぶって、時間もお金も掛かることが多いです。
が、PTA主催の講演会や勉強会は参加費無料、もしくはワンコイン程度であることが多いです。
(正確にいうと、PTA会費というカタチで多少は支払っていますが。)
時間も1回2時間程度のことが多いので、それくらいなら何とかなる人も多いことでしょう。

専門家や著名な方のお話を聞こうとしたら、本来は数万円掛かってもおかしくないですよね。
それを無料で聞けるなんて、こりゃ行かない選択肢はないなと気づいてから、行ける限り参加しています。
同じ人のお話でも、内容が常に更新されているので、一度聞いたら終わりということでもないし、
忘れた頃にまた聞くことで定着していくんじゃないかなと思っています。


もちろん、活動そのものの見直しが必要なケースもとても多いですが、
まずは上記の主旨を知ることで、
“やらされる”ではなく“やりたい”PTAになると思います。


ちなみに、親の学ぶ姿を子どもたちはしっかり見ています。
我が家の場合、「今日はこんなこと聞いていたよ」と、すぐ子どもたちとシェアします(笑)

おとなの学ぶ姿を見せることは
「勉強しなさい」と言うことの何倍も意味があると思います。

ということは…
「役員やる羽目になったよ」
「今日も講演会だよ、ダルいな」
なーんて子どもの前で愚痴ることのマイナス効果も想像が付きますよね?(笑)

愚痴は子どもの居ないところでしましょうね( *´艸`)