選手の信頼を得るために。 | サラリーマン「おまなん」の野球審判日記

サラリーマン「おまなん」の野球審判日記

草野球をしていて、本当に酷い審判員が多いと感じ、批判をする前に自分でやってみようと思い、30歳から審判員を始めました。
それから10年以上経過・・・・・

連盟に所属している現在も、派遣審判をしていた時も

選手の信頼を得るために、心がけていたことです。

全て基本的な当たり前のことなんですが、すごく大事です。

 

●連盟の試合等で球審・塁審両方でしていたこと

・見たままを、そのまま判定すること

(先入観を持たない・判定の予測はしない)

・分かりやすいコールを良いタイミングでする。

(早すぎず・遅すぎず)

 

この2つ、簡単そうに見えますよね?

これが意外と難しいです。

 

たまにネット裏とかで他の審判(連盟の試合・派遣審判の試合)を見ると

・アウトのコールが早い。

・ストライク・ボールのコールが早い。

この2つが圧倒的に多いです。

例えば、ミットに入って間髪入れず「ボール」とコールする審判・・・

たまに、明らかなボールの場合にキャッチャーが捕球する前にボールってコールする審判も見かけます。

ホントに萎えますし、派遣審判の場合、そんなんでお金頂くの??とさえ思います。

 

●球審時に気を付けていること

・ストライクゾーンの安定(特に低めの見極め)

 

たまに聞きませんか?

「さっきそこストライク」っていう野次。

幸いなことに私は言われた経験がありませんが、選手からそう言われてしまうのは、真摯に受け止めなければなりません。

 

都大会1部に出場するようなチームですと、低めのストライク・ボールの判定が特に重要です。

多くのピッチャーがボール1つ分で出し入れしてきます。

そこをきっちりと見極めて判定をすると、バッテリーともバッターとも信頼関係ができてきます。

なので私が球審の試合では

ボールの判定で

「惜しい!ピッチャーもう一つ上ね!!」

とベンチから声が出たり

ストライク判定で

「そこ低めいっぱいね!!」

とか、そんな声出しが聞こえます。

 

●派遣審判(1人審判)の時にしていた

・プレーが発生する場所に、なるべく近づくことです。

 

ランナー無しでの内野ゴロで、1塁まで近づいて判定することは当たり前ですし、特にランナー無しで長打が発生した場合、2塁か3塁でタッグプレーが起きる可能性がありますので、ダッシュでそこまで近づきます。

ほとんどの派遣審判はホームから動きません。

私が現役で草野球をしていたころは、走ってくれる派遣審判なんて一人もいませんでした。

 

 

これらを気を付けてきたおかげで、派遣審判時代にはチームからご指名頂いて、有難いことに複数のチームから、今もオープン戦に呼んでいただけていると思います。

 


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